F1はオーバーテイクを増加させるため、2019年からフロントウイングの簡略化を含めた新しい空力ルールを導入する。このルールに対応した試作フロントウイングを、今週ハンガロリンクで行われるインシーズンテストで試すチームがあるようだ。
新しいフロントウイングは、複雑なカスケードウイングやターニングベーンが禁止となり、エンドプレートのカナードなども許されない。ウイング自体の横幅は200mm広くなるなど、フロントエンドの空力処理は大きな変更が求められる。
メルセデス代表「”高い関心と十分な資金を持つ”フォースインディアの買い手候補は大勢いる」と主張
ウイリアムズとフォースインディアは、ハンガリーGP後のハンガロリンクで行われる2日間のインシーズンテストで、2019年用の新しいウイングをテストする意向であることを認めた。
今日(火曜日)からスタートするテストで、たとえ実験的なものであったとしても、新しいデザインを垣間見るチャンスが得られることになる。
ウイリアムズの最高技術責任者であるパディ・ロウは、テストで開発パーツを試すことを認め、2019年用のウイングを”おそらく”走らせるだろうと語った。
「私は、他の誰もがおそらく似たようなことをすると思う」
「我々は、来年のルールに関していくつかの実験をする予定だ」
「金曜日(フリー走行)では現行のルールに則っていないマシンは走らせることができないので、特定のエリアでそれを試せる重要な機会だ」
一方でロウは、ファクトリーでの作業と現場での作業の間の、相関関係を確認するのが最優先事項であると述べている。
フォースインディアはドイツGPの段階で、ハンガリーテストで2019年用のウイングを試す意向であることを表明している。
テクニカルディレクターのアンディ・グリーンは、ホッケンハイムで次のように話した。
「我々はハンガリーテストで、いくつかのパーツを試す。我々が進めている方向性と、このレギュレーションがマシンに与える影響を確認する」
「フロントウイングは、その後ろにあるマシンの空力全てに影響を与える重要なものであるので、その変更は大きなステップだ」
「だから、我々が正しい方向に進んでいることを確認したい。そのために、テストにパーツを持ち込む」
ただ、全てのチームが実験的なデザインのパーツをテストする予定なわけではない。
ルノーのシャシー担当テクニカルディレクターであるニック・チェスターは、ルノーはデザインの評価を進めている段階であることは認めた一方で、それをトラック上で試す段階には至っていないと明かした。
「我々はすでにそれを模索していて、風洞で試しているパーツもある。しかし、それを製作する段階ではない」
「それらのコンセプトはまだまだ発展する速度が速いため、我々にとって試すのは早すぎると思う」
また、今回のインシーズンテストにはハースが不参加。チームは、6週間で5レースが行われるという多忙なスケジュールの間に集めたデータを分析する時間に充てるとしている。
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