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2018 D1グランプリ 第5戦筑波 大会レポート

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2018 D1グランプリ 第5戦筑波 大会レポート

2018年7月23日
株式会社D1グランプリ広報事務局

ドリフト競技の最高峰D1 GRAND PRIX 2018シリーズ
2018 GRAN TURISMO D1 GRAND PRIX SERIES Rd.5

11月東京開催の『FIAインターコンチネンタル・ドリフティングカップ』はD1最終戦と併催に

松井 有紀夫(Team RE雨宮 K&N)が、追走で4年ぶり2度目の優勝!
川畑 真人(TOYO TIRES GLION TRUST RACING)が、単走で4連勝!

 2018年D1グランプリシリーズの第5戦が「2018 TSUKUBA DRIFT」として、7月21日(土)・22日(日)に筑波サーキット(茨城県下妻市村岡乙159)で開催されました。追走は、松井有紀夫(Team RE雨宮 K&N)が4年ぶり2度目の優勝を果たし、単走では川畑真人(TOYO TIRES GLION TRUST RACING)が今季4度目となる優勝を飾りました。

 21日(土)、猛暑のなかでおこなわれた単走予選は、小橋正典(YUKE'S Team ORANGE)が97.85点で前回のHOKKAIDO DRIFT(第4戦)に引き続き、1位通過を果たしました。そして、Charles Ng(TEAM JULIUS TOYO TIRES)が97.71点で2位通過、田中省己(SEIMI STYLE DRIFT TOYO TIRES)が97.16点を獲得して3位で通過する結果となりました。

 翌日22日(日)も猛暑のなか単走決勝がおこなわれ、川畑真人(TOYO TIRES GLION TRUST RACING)が、99.22点を獲得し第2戦からの単走4連勝を飾りました。2位には、98.85点を出した藤野秀之(Team TOYO TIRES DRIFT WISTERIA)が続き、3位には98.49点を出した植尾勝浩(Team Z.S.S. Racing DIGICAM)となりました。開幕からの復帰戦となった齋藤太吾(FAT FIVE RACING)は、エンジントラブルにより試合を終え、現在ランキングトップの横井昌志(D-MAX)も、第1コーナーでコースアウトしてリヤタイヤをパンクさせ追走に進めないという波乱の展開となりました。

 その後行われた追走トーナメントの決勝戦は、Pond(ポン)(Team TOYO TIRES DRIFT Do-Luck) と松井有紀夫(Team RE雨宮 K&N)との対戦となりました。Pondは、川畑真人、末永直登(YUKE'S Team ORANGE)ら強豪選手を制して初の決勝進出となりました。対する松井有紀夫は、藤野秀之(Team TOYO TIRES DRIFT WISTERIA)らを抑え、4年ぶりの決勝となりました。ふたりの決勝1本目は、松井が先行のPond を第3セクターで捉え最後まで離さずリードを奪います。続く2本目、Pondは先行の松井を捉えていましたが、S字コーナーの終わりで松井の鋭いふり返しについていくことができず、松井の優勝が決定しました。この結果、2位にPond、3位には、末永直登(YUKE'S Team ORANGE)が入りました。

 今大会により、現時点でのシリーズランキングは、今回3位に入った末永直登が99ポイントで首位に立ち、川畑が1ポイント差の98ポイントでランキング2位、そして、藤野が95ポイントで3位、首位を走っていた横井が、89ポイントで4位と混戦の様相を呈しています。残り3戦、ますます目の離せない戦いとなっております。

 次戦2018年グランツーリスモD1グランプリシリーズ第6戦&第7戦は『EBISU DRFT』として、8月25日(土)・26日(日)に、エビスサーキット(福島県)にて開催されます。
■D1とは
 D1グランプリシリーズは、ドリフト走行のカッコよさで勝敗を決める競技です。ドリフトとは、後輪もしくは4輪を滑らせながら走る走法で、非常に高度なバランスをとってクルマをコントロールします。この競技の最大の魅力は、その超非日常的なクルマの動きと、エンジン音をとどろかせ猛烈な白煙を上げてコーナーを駆け抜ける、ダイナミックかつアクロバティックなアクションは、見ている者の感性に訴えます。マシンの性能よりドライバーのウデに依存するところが大きく、クルマをコントロールする“ワザ”を争う競技です。競技は、単走と追走の2つのカテゴリーが行われます。

■2018年D1グランプリシリーズ開催スケジュール
3月31日(土)・1日(日)Rd.1&2 OSAKA DRIFT 舞洲スポーツアイランド空の広場特設会場・特設コース(大阪府)
4月14日(土)・15日(日)Rd.3 AUTOPOLIS DRIFオートポリス(大分県)
6月9日(土)・10日(日)Rd.4 HOKKAIDO DRIFT十勝スピードウェイ(北海道)
7月21日(土)・22日(日)Rd.5 TSUKUBA DRFT筑波サーキット(茨城県)
8月24日(土)・25日(日)Rd.6&7 EBISU DRFTエビスサーキット(福島県)
11月2日(金)・3日(土)Rd.8 TOKYO DRIFTお台場NOP地区・特設コース(東京都)


●単走
技術の正確さを競う単独演技!
参加選手が1名ずつ走行して得点を競うのが単走です。どれだけ正確な技術を持っているのかを競います。事前に審判員から発表された走行ラインなどのポイントに加え、D1独自の機械採点システム『DOSS』によって「角度」「スピード」などの要素が総合的に得点化されます。

 基本的に角度は大きいほうが、スピードは高いほうが、エンジンの音は途切れないほうが、動きはスムーズなほうが高い評価となります。また、マシンの振り出しや振り返しなどの動作はクイックなほうが評価は高くなりますが、スピンやドリフトのもどりがあったような場合は大幅な減点となります。走行は通常2本。得点の高かさで順位が決定します。

●追走
1対1の勝ち抜きトーナメント戦
追走がD1グランプリシリーズの真骨頂です。1対1で戦うい勝敗を決するトーナメント方式の競技です。単走で決まった順位に基づき組み合わせを決め、先行と後追いを順番に入れ替える形でスタートします。競技は、先行と後追いを入れ替えて計2本で争われ、各審判員が持つ10点満点を基準に2本の合計点で勝敗を決定します。先行は自分のベストの走りをし、後追いは先行の車両に合わせたドリフトをすることが求められます。

 後追いが先行と同等かそれ以上の角度をつけて、相手のインに入った状態でドリフトを続けられれば勝ち。また、先行が後追いを引き離したり、よりドリフトの角度が深く、ドリフトの飛距離が長ければ先行の勝ちとなります。その際、スピン、アンダーステアをはじめ、挙動の乱れなども減点要素になります。遅い相手には、遅いスピードでドリフトを合わせないといけないため、必ずしも速いクルマ、パワーのあるクルマが勝てるとは限りません。

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