ホンダは、今年のカナダGPにアップグレード版のパワーユニットを投入。その効果を確認したレッドブルは、来季から同社のパワーユニットを使うことを決めた。
この時のアップグレードは、エンジン(ICE)の改良に主眼が置かれたものだった。一方でホンダはMGU~Hの信頼性向上についても取り込んできている。しかしながら先日行われたイギリスGPでは苦戦を強いられ、ピエール・ガスリーはトップスピードの不足を嘆いた。
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当然この傾向は、シルバーストン・サーキットのレイアウトに起因するところが大きい。しかしながらホンダは、今年中にさらにパワーアップすることを目指している。
「我々はまだ、ICE(の改良)に取り組んでいます」
ホンダの田辺豊治F1テクニカルディレクターはそう語った。
「今シーズン中に、さらにいくつかのアップデートと改善を行えることを願っています」
「(シルバーストンでのガスリーの)予選のデータでは、ストレートでパフォーマンスの差が見られました」
「特に予選では、全開でクリアできるコーナーがここにはあります。その点で我々に苦労しています。それは、ここでは他のサーキットよりも、PUのパフォーマンスに差が出ることを意味しています」
最高速に嘆くコメントを発するガスリーだが、それはホンダに対するモノではないと語る。
「ホンダは大きく改善している」
ガスリーはそう語ると共に、ホンダが他メーカーよりも1年遅れて現行PUを走らせ始めたことについて「その損失を埋め合わせるのは、本当に難しいこと」と主張する。現行のPUレギュレーションが2014年から施行されたのに対し、ホンダがF1に復帰したのは2015年だったのだ。
「それ(イギリスGPでの苦戦)はエンジンの純粋なパフォーマンスと、パワーの問題だ。しかし、彼らがそれに取り組んでいることを知っているし、彼らはいくつかのアイデアを持っている」
そうガスリーは語る。
「彼らがそれをコースで発揮するまでには、時間を与えなきゃいけない。しかし現時点では、ストレートスピードについてはまだかなり失っている」
「僕らは依然として、スペック2のエンジンを最大限に活用する方法を、正確に理解しなきゃいけないんだ」
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