MotoGP第9戦ドイツGPの決勝レースが行われ、マルク・マルケス(レプソル・ホンダ)が優勝。ザクセンリンク9年連続の勝利を挙げた。
ドイツGPの舞台となるザクセンリンクは、マルケスが無類の強さを誇るコース。最高峰クラスでは5年連続勝利、下位クラスも含めれば8年連続の勝利を挙げている地である。その強さを今年も予選で発揮し、マルケスがポールポジションにマシンをつけた。
マルケス、”ランク首位の維持”が最優先。過度なリスクは負わないと主張|MotoGPドイツGP
ただ、絶好のスタートを見せたのは、ホルヘ・ロレンソ(ドゥカティ)。3番グリッドスタートから、一気に首位へと浮上した。2番手にはダニーロ・ペトルッチ(プラマック・ドゥカティ)。マルケスは3番手にポジションを落としてしまう。バレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)が4番手、中上貴晶(LCRホンダ)はスタート位置の12番手をキープしている。
1周目のターン3では、複数台が絡むアクシデントが発生。アレックス・リンス(スズキ)やポル・エスパルガロ(アプリリア)がリタイアしている。
12番手をキープしていた中上は、5周目に転倒。レースを諦めることとなった。
先頭に立ったロレンソは、一気に後続を引き離そうとペースを上げる。しかしそうはさせじと、ザクセンリンクの王たるマルケスがペトルッチを抜き、差を縮めにかかる。
9周目、ロッシもペトルッチを抜き、3番手に浮上。カル・クラッチロー(LCRホンダ)やアンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)もこの争いに加わる。ただクラッチローは10周目に転倒。リタイアとなる。
2番手に上がったマルケスは、徐々にロレンソとの差を詰め、13周目の最終コーナーでインをズバリと突いて首位に浮上。ロッシもロレンソの背後にピタリと付いた。16周目にはロッシもロレンソを抜いて2番手にがった。ただその間に、マルケスはリードを広げ、ひとり旅の状態となった。
ただ、ロレンソは諦めない。18周目のターン1で、ロッシのインを攻め、一瞬前に立つ。ただこれはオーバースピードで、コーナーを膨らんでしまい、ロッシが2番手をキープする。ロレンソは19周目にもターン1でロッシにプレッシャーをかけるが、順位は変わらなかった。
ロレンソの攻撃に晒されるロッシだか、そんな状況下でも首位マルケスとの差を1周につき0.1秒程度ずつ縮め、20周目に入ったところでは0.7秒差となる。しかしそんな状況を見たマルケスは一気にペースアップし、差を1秒、1.4秒、1.6秒……と広げ、独走態勢を築いていく。
後方ではドヴィツイオーゾのペースが上がらず、アルヴァロ・バウティスタ(アンヘル・ニエト)、マーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)に抜かれ、7番手までポジションを落としてしまう。ロレンソもペースを落とし、ペトルッチ、ビニャーレスらに抜かれていく。
29周目、ビニャーレスがペトルッチを抜いて3番手に浮上。ヤマハが2-3位という順となる。
結局、マルケスがロッシに3秒の差をつけてトップチェッカー。ザクセンリンク9年連続の勝利を挙げた。マルケスはエンジンを空吹かしして勝利を喜び、観客席によじ登って、歓喜を分かち合った。また、コースマーシャルが用意した花火を打ち上げ、一緒に楽しむというシーンもあった。
2位にはロッシ、3位にはビニャーレスが入った。序盤首位を走ったロレンソは、結局6位でのフィニッシュとなった。
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