今週末行われるフォーミュラEのシーズン4最終戦ニューヨークePrix。現在ランキング首位のジャン-エリック・ベルニュ(テチータ)は、コースレイアウトの変更を嘆いたサム・バード(ヴァージン)は”言い訳を探している”のであり、今年もニューヨークで速さを見せるだろうと語った。
今年はニューヨークePrixの会場となるブルックリン・サーキットのコースレイアウトが変更になり、全長が0.3マイル(約480メートル)長くなった。昨年ニューヨークePrixで連勝を飾ったバードはこれについて、今回のレイアウト変更はチームの助けにはならないと話していた。
得意のニューヨークで逆転FE王者を狙うバード。コース変更は逆風か?
しかしベルニュは、”彼ら(ヴァージン)はここで速いはずだ”と予想している。
「彼は言い訳を見つけようとしているのだと思う」とベルニュはmotorsport.comに話した。
「今季はどこのレースでも、彼らのマシンが速い。彼らが遅かったトラックはひとつもなかったので、ここでも彼らが速いだろうと予測している」
「今年は新しく3つのコーナーが作られたが、それは問題ではない。確かに、土曜日のレースはとても長くなるだろう。バッテリーの温度やエネルギーのセーブに関しては非常に厳しくなる。かなりそれの管理をしなければならないけれど、僕らとしては大丈夫だと思う」
「フォーミュラEにおいて、僕がこれまで抱えていた最大の弱点のひとつは、エネルギーのマネージメントだった。だけど今では、それも最大の強みになったんだ」
「土曜日のレースを楽しみにしている。とても興味深いレースになるだろう」
バードは前戦チューリッヒePrixを2位で終え、ベルニュとのポイント差を23にまで縮めた。一方ベルニュは予選で17番手に沈み、決勝は10位だった。
ベルニュは、チューリッヒePrixの予選で下位に沈んだ正確な理由が分かっていないという。チューリッヒではグリップがなかったことに苦戦していたが、レースではポジションを上げることができた。ただ彼は、早めにタイトルを獲得することに集中しすぎていたのかもしれないと説明した。
ニューヨークePrixのプレスカンファレンスに出席したベルニュは、「(チューリッヒでの)レースの後は、フラストレーションも収まった」と話した。
「チャンピオンシップに勝ちたいと、少し厳しくなりすぎていたのだと気がついた。今はもうそのようなプレッシャーを感じていない。今週が絶好のチャンスだ」
バードは、彼自身とベルニュがここまで一貫性を示すことができていることについて敬意を表している。しかし彼は、ルーカス・ディ・グラッシ(アウディ・スポート・アプト・シェフラー)がこのタイトル争いにいるはずだっと考えており、シーズン序盤の彼のマシンには信頼性がなかったと話した。
「酷な話ではあるが、正直に言えば、もし今シーズン序盤にルーカスのマシンが壊れなれけば、彼もここ(タイトル争い)にいただろう。そのことに疑いの余地はない。今シーズンもここまで速かった。ただシーズン序盤に(ディ・グラッシは)少し不安定だったんだ」
「ルーカスもここにいたと思う。僕たちは最も一貫性を持っているから、ここにいるんだ」
「彼(ベルニュ)も本当に素晴らしい仕事をしたから、チャンピオンシップのリーダーとしてここにいるんだ。そして僕もここにいるのだから、自分も適切に仕事をこなしてきているはずだ」
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