ハースF1チームの育成ドライバーであり、トライデントからF2を戦っているサンティノ・フェルッチは、シルバーストンで行われたレース2フィニッシュ後に、チームメイトのアルジュン・マイニと接触したとして、F2側から2ラウンド、計4レースの出場停止処分を受けた。
事の発端は土曜日に行われたレース1。フェルッチとマイニが接触し、フェルッチにはマイニをコース外に押し出したとしてタイム加算ペナルティが与えられていた。
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日曜日のレース2では、ターン4で両者がまたしても衝突。このケースでも、フェルッチがマイニをコース外に押し出すような形となっており、マイニは無線でチームに対し、フェルッチは出場停止処分を受けるべきだと激昂していた。
さらにレース後のクールダウンラップでは、前を走るマイニを見つけたフェルッチがステアリングを切り、マシンを寄せた。そしてブレーキを踏む素振りも見せないままマイニのマシンの右リヤと接触。フェルッチは接触の影響で左フロントタイヤがロックさせた状態のままピットに戻った。
レース後、明らかに故意による接触を重く見たF2側は、フェルッチに6万ユーロ(約781万)の罰金と、ハンガロリンクとスパでの2ラウンド、計4レースの出場停止処分を科した。
さらに”余罪”は続く。F1のパドックからF2のパドックまでの間を、フェルッチはグローブを脱いだ状態で走行していたのが目撃された。これは、ルール上許されていない行為だ。その上、その中には携帯電話が握られており、これらの行為に対して6000ユーロの罰金が科せられている。
所属チームであるトライデントは、一連の事件に対し公式SNSで声明を発表。チームはマイニを支持し、フェルッチについて”スポーツマンらしくなく、非常識極まりない振る舞い”をしたとして、非難した。
マイニもフェルッチと同じくハース育成ドライバーであることから、ハースF1チーム代表のギュンター・シュタイナーも事件にコメントし、調査を行うと認めた。
「私はそのインシデントについて知っている。彼らがレースをしている時にTVで1度見た」とシュタイナーは、F1のレース前に語った。
「本当に把握していると言うわけではない。その時は音声が聞こえなかった。しかし、いくつか問題があると認識した」
「今日、彼らに対処するつもりはない。我々はこれからレースがあるからだ」
「来週中に対処するつもりだ。もう少し情報が得られるだろうからね。何が起きたかは分かっているが、現時点ではそれについてコメントするために、十分な情報がない」
火曜日になり、フェルッチは自身のSNS上に謝罪声明文を掲載した。彼は自分が取った行動を謝罪しつつ、彼は厳しいシーズンに対する怒りやフラストレーションが過ちに繋がってしまったと説明した。
「僕がモータースポーツに深い情熱を持っている20歳のイタリア系アメリカ人だということ以外、いい訳はない。これはとても感情的なスポーツなんだ。イライラするようなことがたくさんあって、誤った判断をしてしまった。これは言い訳ではないし、もう2度と起こらないと約束する」
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