イギリスGPで今シーズン4勝目を飾ったフェラーリのセバスチャン・ベッテルは、レース終盤、バルテリ・ボッタス(メルセデス)を追い抜くためのチャンスを待っていられる立場にはなく、勝つためには彼を驚かせるようなことをしなければならなかったと明かした。
決勝レースの後半、マーカス・エリクソン(ザウバー)がターン1でコースアウトしたことによりセーフティカーが出動した。ここでピットインを行ったベッテルは、ミディアムタイヤを履くボッタスよりもフレッシュなソフトタイヤに履き替えることができたが、そのボッタスの後ろ、2番手でコースに戻ることになった。
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ボッタスはリスタート後にベッテルの猛追をしのぎ、ロマン・グロージャン(ハース)とカルロス・サインツJr.(ルノー)の接触によって2度目のセーフティカーが出動した後も、彼は首位を守り続けた。
しかし最終的には、ベッテルは47周目にターン6でボッタスのインを突いてトップの座を奪い返した。
レース後、ベッテルは「かなり激しいバトルだった」と振り返った。
「もちろんタイヤの面で僕はアドバンテージを持っていた。でも彼はクリーンな気流の中を走っていたので、僕は高速区間では彼の後ろを着いていくことができたけれど、それ以上近づくことは難しかった」
「リスタート後の最初のラップ、ターン4のアウト側やターン6に向かうウェリントンストレートで、僕はすでにチャンスを見つけていた」
「最後に仕掛けた時、僕は彼を驚かすことができた。彼は、まさか(自分が)イン側に飛び込んでくるなんて思っていないだろうと僕は考えて、ブレーキングゾーンにかなり速いスピードで入っていった」
「(ターン5の出口で)近づきたいと思っていたけれど、それができていなかった。でもそれが実現する可能性は十分にあると考えていたし、全力を尽くした」
「その前にはアウト側から仕掛けた。彼はかなりブレーキを遅らせていたので、僕もそうした。だけどどこにも行き場がなくなってしまった。だから『OK、もう一度これをやる時が来る。なんとかして彼を驚かせないといけない』と考えた」
「そこで僕はもう少し遅らせようと思った。ブレーキングゾーンに近づくと、彼はイン側を守った。でも僕がオーバーテイクするだけのスペースが少しだけあったんだ」
またベッテルは、この時コーナーを行き過ぎてしまうリスクを負っていたことを認めた。
「サイドバイサイドになった時は素晴らしい気分だった。その時はコーナーを通過できるか分からなかったけど、最終的にはできたんだ」
「一度前に出たら、ギャップを築いてレースをコントロールしようするためにアドバンテージを利用した。ここが正念場だった。簡単なことではなかったし、彼らはストレートでとても速そうだった」
先行を許したボッタスは、その後ペースが落ち始め、結局4位でレースを終えた。しかしベッテルは、チャンスが来るのを待つことができる立場にはなかったと主張した。
「僕は勝ちたかった。だから、こうするしかなかったんだ」
「もちろん、タイヤが終わりに近づけば彼はもう少し苦戦するだろうと僕は考えていたけど、できるだけ早く仕掛けたかったんだ」
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