F1第10戦イギリスGPはホンダにとってホームレースといえるグランプリであり、3連戦の最後をいいレースで締めくくりたいと、ホンダF1テクニカルディレクターの田辺豊治氏が語った。
高速で流れるようなレイアウトのシルバーストンはパワーユニットのパフォーマンスが非常に重要となるサーキットだ。ホンダのファクトリーは、シルバーストンから車で約40分に位置するミルトン・キーンズにあるため、イギリスGPは日本GPと並びホンダにとってホームレースであるといえる。
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「今回は3連戦最後となる英国でのレースです。ホンダはF1参戦時、第2期にラングレー、第3期にブラックネル、現在はミルトン・キーンズと、英国に最前線基地とも呼べる拠点を置いてきました。 したがって、英国GPは日本GPと同じく我々のホームレースと言えます」と田辺F1テクニカルディレクター。
「現在、そのレースチームの拠点となるミルトン・キーンズでは、PUのメンテナンスやエンジンベンチでのテストに加え、バッテリーパックの開発も行っています。今回のレースには、それらの開発に関わる同僚やその家族、友人などが応援に来てくれる予定です。そして、同じく英国にあるホンダの欧州本社や研究所、スウィンドン工場からも多くの仲間が来てくれます」
「今回のレースの地となるシルバーストン・サーキットは、スロットル全開率が65%近く、PUのパワーが重要となる高速サーキットですし、ストレートでの戦闘力を得るためのエネルギーマネジメントなども併せて重要となります」
「ここ2戦は難しい戦いが続きましたが、3連戦の最後となるシルバーストンではホームの観衆にいいレースを見てもらえるように、万全の準備をして臨みたいと思います」
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