レッドブルは、F1第9戦オーストリアGP決勝レース中、マックス・フェルスタッペンのパワーユニット(PU)の出力を落とさせたと明かした。これは、チームメイトのダニエル・リカルドがリタイアしたことを受けて、トップを走っていたフェルスタッペンにもトラブルが発生することを懸念したためだ。
フェルスタッペンは、オープニングラップでキミ・ライコネン(フェラーリ)をオーバーテイクすると、メルセデス勢がダブルリタイアに終わった後はレースをコントロールし、チームの地元グランプリでの初優勝を果たした。
レッドブルチーム代表のクリスチャン・ホーナーは、リカルドが排気漏れの問題でリタイアしたことが、フェルスタッペンのマシンへの懸念を生んだと認めた。
「マックスにも同じ問題が発生するのではないかと心配したので、PUの出力を下げて温度を下げようとした」とホーナーは語った。
「その後、ラスト5周でフェラーリの2台をDRS圏内に入れないように、再び出力を上げたんだ」
「フェルスタッペンのファンは”オーバーヒート”し始めていたけど、マックスは極めて落ち着いていて、信頼性以外のすべてをコントロールしていたように見えた」
「ひょっとしたら、レース最後の4分の1で最も心配していたのは私だったのかもしれない」
一方、リカルドは高温の排気がマシン後部に漏れてしまうというトラブルに見舞われた。
「フェルスタッペンが金曜日のフリー走行で苦しめられたのと同じ問題かどうかは分からない」とホーナーは話した。
「マシンが撤去されて、マシンが戻ってくるまで語るのは難しい」
リカルドがリヤタイヤのブリスターに苦しみ、2度目のピットインをするまではフェルスタッペンに次ぐ2番手を走行しており、レッドブルがワンツーフィニッシュを果たす可能性も十分あった。それを逃したのが唯一の失望であり、チームにとっては驚異的な1日だったとホーナーは語った。
チームにとってのホームレースで勝利した意義について、ホーナーは「大きいよ。ポイントは他のレースと同じだが、他のレースよりも意味が大きい」と付け加えた。
「(レッドブル創設者のひとり)ディートリッヒ・マテシッツはかなりF1に力を入れている。今週末はレースと、(レッドブルとトロロッソ)2チームのことを見に来たんだ」
「彼はそれほど多くのレースには来ないので、彼が見に来たオーストリアで勝てたのは素晴らしいことだ」
「オランダのファンにとっても良かった。今週末は2万人ものオランダ人ファンが来ていた。彼らは昨年、マックスが(スタート直後の)1コーナーでリタイアしたのを見た。だが彼らは今年も戻って来て、マックスが勝つのを見ることになったんだ」
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