来季からパートナーシップを結ぶことを発表したレッドブルとホンダ。しかしこの契約は現時点ではMOU(基本合意)であることを、フランスGPの際にホンダの山本雅史モータースポーツ部長が認めた。
こらについて、ホンダとのコンビを組む予定であるレッドブルのモータースポーツ・アドバイザー、ヘルムート・マルコに尋ねると、彼は次のように説明した。
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「MOUが準備されるのは、契約の主要部分に向けての通常の手順だ」
そうマルコは語る。
「MOUには、最終契約が締結される時期についても書かれている。ホンダやレッドブルのような大企業にとっては、顧問弁護士同士で言い回しについて行ったり来たりするものだ。それは知的財産権や債務、及びそれに類するものの管轄に関するものだ」
「トロロッソの時にも、実際に契約が締結される前に、MOUが結ばれた。ただその時でさえ、MOUが結ばれた時からすぐに協力関係が始まった。今、レッドブルでも同じようなことをしている」
ホンダは昨年、ザウバーとの契約を反故にされたという経緯がある。その時との違いについてマルコは、次のように語った。
「私はザウバーとの契約の詳細を承知していない。しかし、我々の合意には法的拘束力がある。離脱するための条項はない。それはどちらの側にとってもだ。例えばもし私が、チームを離れることになったとしてもね」
「ザウバーとの契約が反故にされた理由のひとつは、(モニシャ)カルテンボーン(ザウバーの前チーム代表)がチームを離れたことにある。しかし今回の同意は、各個人とは関係のないところで結ばれている」
ホンダと契約することを選んだ理由についてマルコは、カナダGPでのアップデートだったと語った。
「それが重要な瞬間だった。ホンダにとっても、そして我々にとってもね。レッドブルは、どんな約束がなされ、そして何が提供されるかというのを、内部的に見たいと思っていた。ホンダが予期していた通りにカナダで0.3秒のタイムアップを果たしたことにより、その能力はハッキリしたのだ」
マルコは、レッドブルとトロロッソが、共にホンダのサポートを受けることによって、相乗効果が期待できると考えている。また、ホンダの方がルノーよりも、将来性を感じたと断言した。
「我々はワークスチームではなくとも、4回もチャンピオンに輝いた。しかし当時はまだ、現在のような複雑なパワーユニットではなかった」
そうマルコは語る。
「その視点で言えば、我々はホンダにとっての最優先事項だ。ルノーの場合、彼らは自社のワークスチームを持っているため、これは当てはまらなかった」
「我々はホンダの開発の可能性を信じているし、彼らと一緒にトップに行くことができる可能性は高いと信じている」
「また、非常に重要な経済的およびスポーツ面での理由もある。それは、トロロッソとレッドブル・レーシングの相乗効果だ。我々はルールで許される範囲内で、レッドブル・テクノロジー内で多くの開発をすることができるようになる。トロロッソは、その恩恵を受けることになるだろう」
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