メルセデスのチーム代表であるトト・ウルフは、パワーユニット(PU)のアップグレードが遅れたことで、フランスGPで導入された”フェイズ2.1”のPUでは、パフォーマンスをより高めることができたと話した。
本来カナダGPで導入される予定だった”フェイズ2”と呼ばれるPUは、ベンチテストの最終段階で問題が発生し、急きょ導入が中止された。
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元々の運用プランでは、パワーが重要なカナダGPでPUをアップグレードし、それほどパワーが重要ではないハンガリーGPを旧スペックのPUで戦うことになっていたが、メルセデス、ウイリアムズ、フォースインディアの6台は、開幕戦から使用している仕様のPUでカナダGPを戦った。
フランスGPまでの2週間で、メルセデスのPUにはいくらか修正が加えられ、さらにベンチテストが行われた。そして、フェイズ2.1としてフランスGPで導入されたのだ。
ウルフによれば、この最新仕様PUのパフォーマンスはカナダの時点よりも優れているという。
「我々は、モントリオールでフェイズ2のエンジンを持っていた」と、ウルフはmotorsport.comに語った。
「すべてが予測通りに実行され、エンジンが出荷された」
「(ベンチテストでの)最後のロングランでイレギュラーなことが起きたので、モントリオールでエンジンを走らせる100%の自信が持てなかった。だから、我々はフェイズ1のままでカナダGPを戦うことにした」
「そしてこの数日で、パッケージとしてトラブルを補うだけでなく、予想していたものよりパフォーマンスを上げることができた。少しだがね」
「金曜日にこのことについて話すのを少し制限していたのは、モントリオールで同じような状況があったからだ」
「(カナダでは)我々は新しいエンジンを持っていると言って、実際のレース週末にはそれがなかったんだ」
ウルフは、PU導入の遅れが結果として幸運だったと認めた。
「私は一般的に、カルマを信じている。すべての出来事には理由があるんだ」
「おそらく性能を上げ、最大限のパフォーマンスを引き出すことができると、自信を持つために我々には時間が必要だったんだ」
「どのくらいのパワーアップがあったか皆さんが知りたがっているのは分かっているが、それは教えられない」
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