フェラーリの元会長であるルカ・ディ・モンテゼモロは、ドイツで始まったミハエル・シューマッハー特別展の開会イベントに出席。シューマッハーとの想い出を語った。そしてモンテゼモロ曰く、ベッテルを獲得するよう最初に勧めたのは、誰あろうシューマッハーであったという。
「私はミハエルのことをよく考える。まだ、彼とのレースの週末のことを思い出すんだ」
フェラーリ元会長のモンテゼモロ「過去の栄光に嫉妬するのは悲しい」
そうモンテゼモロは語った。
「彼はベッテルのことをとても高く評価していた。私がセバスチャンを雇った時、その時の私は、チームを離れる数週間前だったのだが……ミハエルは確かに満足していた」
「彼は数年前に私に言ったんだ。彼の考えでは、ベッテルはフェラーリにとって良いドライバーだと」
ベッテルは先日行われたカナダGPで勝利。この1勝は、彼のF1通算50勝目であり、フェラーリでの11勝目だった。その結果ベッテルは、ルイス・ハミルトン(メルセデス)を抑え、ランキング首位に立っている。
「ミハエルは我々と共に、数多くの選手権を勝ち獲った。しかし、セブは残念ながらそうではない」
モンテゼモロはそう語った。
「私は、彼が新しい時代をすぐにでも始め、ミハエルのようにタイトルを獲ることを願っている」
「ミハエルと同じ結果を残すのは、簡単なことじゃない。でも彼は若くて強い、良いドライバーだ。そして今年はついに、とても競争力のあるクルマを手にした」
「セバスチャンに大きなプレッシャーがかからないことを願っている。彼は強いし、クルマは良い。しかもメルセデスは、これまでのところあまり競争力がないようだ」
「大きなチャンスがある。おそらく、良い年になるだろう」
モンテゼモロは、2009年のシューマッハー復帰計画についても語った。2006年に最初のF1引退を決断したシューマッハーは、2009年のハンガリーGPで負傷したフェリペ・マッサの代役候補として名が挙がったのだ。
しかしこの計画は、シューマッハーがバイクで転倒した際に負った首の怪我が原因で、実現することはなかった。そして代役は、ルカ・バドエルが務めることになった。
「私はオフィスから、ミハエルの電話をかけた。そして言ったんだ。『マイケル、よく聞くんだ。君は私のために、そしてフェラーリのために、復帰しなければならない』とね」
「30分では説得するのは不可能だった。しかし、1時間後に彼は言った。『わかったよ。ノーと言うことはできないね』」
「彼は子供のように、そして若手のドライバーのように、レース部門に行ったんだ。熱意でいっぱいだった」
「彼は旧車でテストするために、ムジェロに行ったんだ。そしてとても良いテストだった。しかし残念なことに、そのテストの後でドクターは彼に『(F1に乗るための)準備が整っていない』と言った。それは、我々全員にとって悪いことだった」
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