マクラーレンは、複数のチームから育成ドライバーのランド・ノリスにアプローチがあったことを認めた。しかしCEOであるザク・ブラウンは、”誰かのためにノリスを育てているのではない”と述べた。
最近では、トロロッソがノリスに声をかけたと報道された。しかしブラウンは、ジュニア時代を通してサポートしてきたノリスを他のチームへ行かせるつもりはないと主張した。
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ブラウンはmotorsport.comに対し、「2つ以上のチームからアプローチを受けた」と話した。
「程度は様々だが、これまでに受けたアプローチは3つだ。その中には今年行われたものもある。だが我々は、彼にはF2に集中してほしいし、彼をマクラーレンにとどまらせたい」
「もし彼のキャリアにとって、そしてマクラーレンにとって良いものだと感じることができたら、それについて検討するだろう」
「すべてのアプローチは、彼がどこかのチームへ行ってしまうということを意味しているが、我々はその交渉に関心を持っていない。交渉の余地はないのだ」
「誰かのために彼を育てるつもりはないし、我々のためにドライバーを育てることに関心を持っている人がいるとは思えない」
ノリスは現在、2年前のストフェル・バンドーン(現マクラーレン)と同様の問題に直面している。
バンドーンは2015年にGP2(現在のF2)のタイトルを獲得したが、当時のマクラーレンにはフェルナンド・アロンソとジェンソン・バトンが在籍していたため、2016年にF1へステップアップすることができなかった。そのため彼は、1年間日本でスーパーフォーミュラに参戦し、2017年にF1デビューを果たした。
マクラーレンは、どちらかのシートが空く前に若手ドライバーの起用について明確な選択をしない。というのも、候補となるドライバーたちはフェラーリやメルセデス、レッドブルといったチームと緊密な関係を持っているからだ。またそういったチームは、既に契約済みの若手ドライバーを走らせることもある。
「我々には姉妹チームがない」とブラウンは語った。
「これは理想的な状況ではない」
「FIAは、あるチームが他のチームに対してどれほど大きな影響を持っているのかということを詳しく調べる必要があると私は考えている。なぜなら、彼らの始めたことというのは、人々が独立する機会をなくすことだからだ」
トロロッソがノリスに関心を持ったのは、今年からF1にフル参戦しているブレンドン・ハートレーが厳しいシーズンを過ごしており、現在のレッドブルのジュニアドライバーの中にハートレーの代役となれるような人物がいないからだ。
レッドブルのモータースポーツアドバイザーであるヘルムート・マルコは、ノリスについてコンタクトを取ったことを認め、「我々は議論をした。だが誰かが報道したものとは異なる」とmotorsport.comに述べた。
「我々は公の場ではなく、閉ざされたドアの向こうで交渉を行っている」
今にも他のF1チームと契約を結びそうなドライバーを求めるというのは、レッドブルにとって珍しいことではないのかと尋ねると、彼はこう答えた。
「我々が本当に何をしているのか、それを言える人はいないだろう。サプライズがあれば良いのだが」
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