6月16~17日に決勝レースが行われた第86回ル・マン24時間で、LM-GTEプロクラス4位を獲得したフォード・チップ・ガナッシ・チームUKの67号車フォードGTに対し、ドライバーが運転した時間が規定に満たなかったとしてペナルティが課された。
67号車フォードはアンディ・プリオール、ハリー・ティンクネル、トニー・カナーンの3名がドライブ。ル・マンではひとりのドライバーが最低6時間はドライブすることが義務付けられているが、レース後に、カナーンが規定に満たない5時間16分しかドライブしていなかったことが判明した。
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これを受けてACOフランス西部自動車クラブは、カナーンがドライブしなかった44分間に相当する11周と1分23秒499のタイムペナルティを課すと発表。これにより67号車フォードはクラス12位まで後退することになった。
これによりクラス4位にはコルベット・レーシングGMの63号車シボレー・コルベットC7.Rが繰り上がったほか、AFコルセの52号車フェラーリ488 GTEがクラス5位になっている。
この最低乗車時間については、カナーンのほか、LMP1クラスを戦ったCEFC TRSMレーシングの5号車ジネッタG60-LT-P1・メカクロームのレオ・ルーセル、フォード・チップ・ガナッシ・チームUSAの69号車フォードGTのスコット・ディクソンも規定に到達せず。
そのため5号車ジネッタには6周と2分45秒、69号車には2周と1分42秒のタイムペナルティが下されている。
また、LMP2クラスを戦うTDSレーシングの28号車オレカ07・ギブソンをドライブしたフランソワ・ペロードは4時間以上連続で走行してはならないというレギュレーションに違反していることが発覚しており、こちらも1周と1分18秒のペナルティが課されている。
なお、この28号車については、その後フューエルリストリクターに不適合な部分があったとして失格処分が言い渡されている。
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