富士スピードウェイで行われたスーパーGT第2戦富士、予選3番手から優勝を飾った#23 MOTUL AUTECH GT-Rの松田次生は今後も努力を続け、GT500通算最多勝記録を伸ばしていきたいと語った。
通常より長い、500kmで争われた今回のレース。2度のピットインが必要となるが、#23 MOTUL AUTECH GT-Rはロニー・クインタレッリが開幕戦岡山に続きスタートを担当した。
MOTUL AUTECH GT-Rがピットストップで逆転! 今季初優勝を飾る/スーパーGT第2戦富士GT500
「今日のスタートはジャンプスタートにならないようにすごく注意していました。青になった瞬間に反応がすごく良くて、まず1台を抜くという強い気持ちでいきました」と語ったクインタレッリ。予選3番手に終わった悔しさを晴らすかのように1周目から素晴らしいペースを発揮し、一気にトップに躍り出た。
「そのあとも思いっきり行ったら、ダンロップコーナーで(ポールポジションの)立川祐路選手とのバトルになり、彼がすごくフェアだったので前に行けました」
「路面ができていない時のペースが僕たちのウィークポイントで39号車に抜かれてしまいましたが、単独で走った時のペースは良かったです」
2番手でマシンを引き継いだ松田は、トラフィックの巡り合わせも悪く、なかなか前を走る#39 DENSO KOBELCO SARD LC500(坪井翔)を捉えられず。代役参戦の今回がGT500初挑戦の彼を、感心すらしていたという。
「タイヤのウォームアップはすごく良さそうだったので、39号車に前に行かれた時にアウトラップで抜けるかなという思いがあったんですけど、坪井選手の新人とは思えないような走りで正直感心しながら走っていました」と、松田は語った。
「どこで追い上げようかなと考えていたんですが、ヘアピンで黄旗が出ている時にアウトラップのGT300クラスのマシンに詰まってしまって、そこで一気に7秒くらい離れてしまいました」
「そこからなかなか詰められずにいましたが、チームから近づけば逆転できるかもしれないと言われていたので、とにかく最後までフルプッシュして、インラップでピットに入る時も4輪ロックしながらギリギリのところまで攻めました」
チームの迅速なピット作業も手伝って、2回目のピットストップでトップを奪還することに成功。再びマシンに乗り込んだクインタレッリは、アウトラップから#39 DENSO KOBELCO SARD LC500を突き放す走りを見せ、独走状態でトップチェッカーを受けた。
「ピットアウトする時に思いっきり攻めたので、すぐにリヤタイヤに熱が入っていました。内圧の上がり方も良かったし、すぐにタイムが出せました。フルプッシュはしたけど、あそこまでマージンが作れるとは思いませんでした」とクインタレッリ。ミシュランタイヤをよく知るドライバーふたりとチームの総合力で掴んだ優勝だとレースを評した。
今回の優勝で、GT500クラスの通算最多勝記録を20に伸ばした松田。これについても、今後も勝ち星を積み重ねていきたいと語った。
「自分が20勝達成できるとは正直思わなくて、スタート前は立川さんに並ばれるのかとドキドキしていました。本当にチームのスタッフのみんなもそうですし、20勝のうち半分近くはロニー選手と獲っているので彼にも感謝したいですし、いろんな意味で運もすごく味方してくれたのかなと思います。これからももっと勝利数を伸ばして、30勝できるように努力して頑張っていきたいと思います」
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