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スーパー耐久:MZRacing 2018年第2戦SUGO レースレポート

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スーパー耐久:MZRacing 2018年第2戦SUGO レースレポート

S耐SUGO、NOPROアクセラSKY-DがST-2クラスで2位表彰台

 スポーツランドSUGOにて4月28日(土)・29日(日)にスーパー耐久シリーズ第2戦3時間レースが行われ、日曜日の第1グループ決勝レースに出場したNOPROアクセラSKY-D(谷川達也/野上達也/野上敏彦)が我慢の走りでST-2クラス2位に入り、初表彰台を獲得。
 
 土曜日に実施された第2グループ決勝レースでは、TEAM 221ロードスター(筒井克彦/大塚隆一郎/山下潤一郎/山西康司)が2位表彰台に上がり、優勝した開幕戦に続いてシリーズポイントを積み上げました。

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 排気量2リットルクラスのターボ車の走行区分であるST-2クラスは、三菱ランサー2台、スバルWRX STI 1台にアクセラSKY-Dを加えた4台で構成されています。このST-2のほか、FIA GT3車両のST-X、同じく国際規格であるTCR車両のST-TCRなど、国際色豊かなグループ1には、今回合計30台が出走。NOPROアクセラSKY-Dは、もちろんその中で唯一のディーゼル車です。
 
 谷川がスタートドライバーをつとめたアクセラSKY-Dは、予選4番手からスタート。燃費の良さを活かして約1時間50分間をピットに入らず走り続け、その間、ST-X車両と接触してフロントホイールにダメージを受けますが、そのまま確実に周回を重ねました。
 
 その甲斐があり、3位および2位の車両が脱落して2位となり、さらに達也、敏彦と乗り継いだ終盤には、トップを走る車両がトラブルでピットに入ったため優勝のチャンス到来か、と思われましたが、WRX STIはコースに復帰していきました。17時にチェッカードフラッグが振られ、デビューから1年と1ヶ月で初めてNOPROアクセラSKY-Dドライバー達は表彰台に上がることになりました。
 
 チーム代表の野上敏彦さんは、「今回はレース距離が短いため表彰台は難しいかと思っていましたので、2位とは望外の喜びです。クルマは徐々に速さが身についてきたので、持ち前の燃費の良さと耐久性が発揮できる次の24時間レースが楽しみです。マツダファンの皆様には、ぜひ富士スピードウェイにお越しのうえ応援していただきたいですね」と語っています。
 土曜日の第2グループ決勝レースは、台数の多いST-4クラス12台とST-5クラス12台の計24台で構成されました。そのうち、ロードスター5台、デミオ2台のマツダ車がひしめくST-5は、ポールポジションの66号車odulaデミオ15MB(橋本陸/霜野誠友/武地隆幸)に続き、2番グリッドには2号車TEAM 221ロードスター、3番手に88号車村上モータース・ロードスター(村上博幸/雨宮恵司/中根邦憲)が入り、マツダ車が予選上位を占めました。
 
 また、同7位には37号車NOPROデミオSKY-D(関豊/井尻薫/大谷飛雄)、9位・10位にはLOVE DRIVE RACINGの50号車(岩岡万梨恵/猪爪杏奈)、78号車(小松寛子/辻田慈/加藤沙也香)、12位に32号車Nissokoロードスター(原嶋昭弘/高橋純子/松田明大)がつけています。

 春らしく暖かい快晴の空の下、午後2時20分にローリングがスタート。1周のフォーメーションののち、ST-4クラス、ST-5クラス合計24台がレーシングスピードで第1コーナーに吸い込まれて行きました。スタート早々に2号車TEAM 221ロードスターの大塚が66号車を捉えて首位に飛び出ると、しばらくの間レースリーダーとしてフィット勢の猛追を抑える快走を見せました。
 
 スタート1時間後には37号車デミオSKY-Dのギアボックスが破損したことでS字コーナーのコース上にオイルが出て、1回目のセーフティカー(SC)ランとなります。2号車ロードスターは中盤にはフィット勢に先行を許すものの、2度目の長いSCランを経て、最終ランナーの山西が反撃を開始。4位でバトンを受けると、終盤に3位にあがり、2位を走行していた88号車村上ロードスターを最終周に抜き去り、2位でフィニッシュしました。
 
 昨年のSUGO戦でクラス優勝を果たしている村上モータース・ロードスターの村上博幸は、「Cドライバー予選でクラッシュした影響でエアジャッキが作動しなくなり、タイヤ無交換で走りました。さすがに終盤はグリップが低下してポジションを守りきれませんでした。今回はバタついてチーム力が発揮できませんでした。残念です」と語っていました。88号車は最終ラップに2号車のほか、4号車フィットにも交わされ、4位でレースを終えています。
 
 2位に入ったTEAM 221代表の筒井克彦は、「今回は体調が不安だったので、僕の代わりに山西さんに走ってもらいました。スタートの大塚さんもいい仕事をしてくれましたが、山西さんの最後の逆転劇のおかげで2戦連続でポディウムに乗ることができました。ポイントリーダーを守れたので、(ポイント加算が大きい)次の富士24時間でまた大量に稼いでおきたいですね」と話しています。

 ポ―ルスタートの66号車デミオ15MBは、序盤失速してポジションを下げ、さらに67号車フィットと接触。これによってボディパネルの一部が外れ、のちにオレンジディスクが提示されてピットインし、勝負権を失い7位完走を果たしました。
 
 50号車ロードスターはスピンオフしたことで、オイルフィルターのステイを破損し、リタイアとなりました。32号車、78号車はペースが上がらず、8位、9位でレースを終えています。
 
 また、ST-4クラスの54号車TC CORSEロードスター(加藤彰彬/堤優威/平木湧也)は、予選3位でレースをスタートしましたが、ウォームアップランでホワイトラインカットしたため受けたペナルティを決勝レースで消化することになり、オープニングラップでドライブスルーすることに。以後ドライバー3名が交代でプッシュしましたが、序盤のこのギャップを埋めきることが叶わず、7位フィニッシュとなりました。

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