中国GPの1周目、フォースインディアのセルジオ・ペレスはスタートに失敗。せっかくの8番グリッドを活かせなかった。これにより絶好のスタートを決めたフェルナンド・アロンソ(マクラーレン)やランス・ストロール(ウイリアムズ)に抜かれたチームメイトのエステバン・オコンよりも後ろ、14番手まで一気に後退してしまった。
ペレスは、前の週に行われたバーレーンGPでもスタート時に後退。トロロッソ・ホンダのブレンドン・ハートレーとの接触により、スピンしてしまったのだ。つまり、2週続けて最悪の”レーススタート”を切ったということになる。
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昨年はコンストラクターズランキング4位となったフォースインディアだが、今季ここまでに獲得したポイントは、バーレーンでのオコンによる1ポイントのみ。コンストラクターズランキングではブービーの9位に沈んでいる。
「この2レース、我々は厳しい1周目に直面してしまった」
ファーンリーはそうmotorsport.comに対して語った。
「難しいのは、今回の2レースのように1度後退してしまったら、非常に接戦となっている中団争いの中では、浮上するのが非常に難しいということだ。それがキーポイントになると思う」
「アロンソやルノー勢は、1周目を上手く立ち回り、トラブルを回避する非常に良い仕事をした。そしてその恩恵を得ている」
「各車のペースは非常に接近している。だから、順位を挽回するのは非常に難しいのだ」
「1周目にポジションを失ったのなら、それは最終順位を下げてしまうということを意味する。スタート位置から遅れてしまい、もし各車が完走したのなら、順位を回復するのはとても難しい」
オコンとペレスは、中国GPを11位と12位で終えた。しかしファーンリーは、レース終盤にハースのロマン・グロージャンをもっと早く攻略できていれば、ふたりのうちひとりは、ポイントを獲得できていたはずだと考えている。グロージャンはレースを1ストップで走りきろうとしていた。しかしフォースインディア勢は、セーフティカー出動時にピットインを敢行し、新しいタイヤを履いていたからだ。
「我々はセーフティカーの時に、非常にアグレッシブな戦略を実施した。それは、必ずしも我々にとって不利に働いたわけではない」
そうファーンリーは語る。
「グロージャンを抜くのに時間がかかってしまった。しかし、もっと早く抜くことができていたら、ポイントに辿り着くことができただろう」
「それでも10位だが、戦略はうまくいった。しかし我々が思っていた以上に、グロージャンを抜くのが大変だったのだ」
オコンはレース中、「ペレスは一体いくつポジションを落としたんだ? 信じられない」と無線で語った。しかしこの交信は、再びドライバー間に問題が生じる前兆ではないと、ファーンリーは主張する。そしてその裏付けとして、レース終盤にふたりがしっかりとチームオーダーに従ったことを挙げた。
「そこに何が特別な意味があったとは思えない。ただまずい1周目だったというだけだ」
そうファーンリーは無線内容について語った。
「(レース終盤は)ふたりのポジションを入れ替えただけだ」
「彼らはうまくやった。そして、彼らの順番を入れ替えて、(ケビン)マグヌッセンを追い抜こうとしたんだ」
「我々はチェコ(ペレスの愛称)を一度エステバンの前に出したが、最後には再びそのポジションを入れ替えた。その点からすれば、すべてのことがうまくいった」
「問題なのは、最初のラップでポジションを大きく失ったことだ」
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