ルノーのカルロス・サインツJr.は、F1での自身の経歴を振り返り、チームメイトとして共に戦ったドライバーたちについて語った。
サインツJr.は昨年のアメリカGPから”レンタル移籍”の形でルノーのワークスチームに加入。それまではレッドブル育成ドライバーの一員として、トロロッソに在籍していた。
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彼のチームメイトを務めたドライバーの中での出世頭といえば、マックス・フェルスタッペン(現レッドブル)であろう。2015年の開幕戦オーストラリアGPで共にデビューし、フェルスタッペンが翌年スペインGPからレッドブルに移籍するまで、約1年半にわたってチームメイトだった。
「彼と一緒に働いたのは、良い思い出だよ」
そうサインツJr.は語る。
「僕らは厳しい戦いをしていたと思う。でも正直に言って、僕はそれを楽しんでいた。自分が限界まで攻め込まれる時、あるいは相手を限界まで攻めた時、チーム内には少し緊張感が生じるものだ。でもそれは良い種類の緊張感だった。そして、僕らは互いに尊敬し合っていたと思う」
「当時、もちろん僕らは厳しい時を過ごした。でも、互いに限界で戦っている時には、それは正常なことだと思う」
サインツJr.の現在のチームメイトは、ニコ・ヒュルケンベルグである。ヒュルケンベルグはF1での表彰台こそないものの、ル・マン24時間で総合優勝をするという実績もあり、非常に高く評価されているドライバーのひとりだ。
「ニコについてはまだ分からないこともある。だからもう1年、彼に才能を発揮する時間をあげてみようよ」
サインツJr.は笑いながらそう答えた。
「しかし、(最強のチームメイトといえば)マックスの存在は、常にそこにあるだろう。とはいえ、ニコも同じように厳しいチームメイトになると思う」
そう語るサインツJr.だが、特に苦しめられたチームメイトは、ダニール・クビアトだと語る。クビアトは、フェルスタッペンと入れ替わるような形でレッドブルからトロロッソに降格させられ、サインツJr.のチームメイトとなった。しかし昨年のアメリカGP限りでトロロッソのシートを追われ、レッドブルの育成枠からも外されてしまった。現在はフェラーリの開発ドライバーに就任している。
「僕からすれば……クビアトは強かったね」
「人々が考えているより、彼ははるかに強い。それは多分、結果では見ることはできないんだ。どうしてかは分からないけどね。しかしクビアトは実際に、僕にとって最も厳しいチームメイトのひとりだった」
「彼はものすごく速かったし、リザルトが示すよりも多くの才能がある。だから、今彼が(F1に)いないのは残念だ。彼は適切な時に、適切な場所にいれなかっただけだと思う。僕は昨年、マックスやニコと同じように、彼に苦しめられていたんだからね。彼はグリッドに戻って来るのに値するドライバーだと思う」
今年、ヒュルケンベルグに勝てると思うかと改めて尋ねられたサインツJr.は、次のように語った。
「どうなるか分からないけど、そうなるといいね。僕は宿題を終えたと感じているし、去年よりもチームに溶け込むことができていると思う。自信も増したし、マシンやチームに対する理解も増えているんだ」
ルノーは今季がワークスチーム復帰3年目。これまではまだ表彰台を獲得できていない。その最初の表彰台は自分が獲れると考えているかどうか尋ねられたサインツJr.は、次のように語った。
「周囲の状況次第だと思う。純粋なペースの面では、それが可能だとは思えない。レースペースでは、レッドブルやフェラーリ、そしてメルセデスには敵わないんだ」
「しかし何かが起きてチャンスが来れば、表彰台の可能性もあるだろう。僕にも、そしてニコにも、チームに表彰台をもたらすことができるだけの、十分な才能があると確信している」
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