アウディはカスタマーチームから高い支持を得ている『アウディR8 LMS GT4』の製造台数が50台に到達したことを明らかにした。
GT4は、近年コストの高騰とハイスピード化が激しいGT3カーに代わって、ジェントルマンドライバーの受け皿として成長しているカテゴリー。GT3よりもコストを抑えながらも性能調整でパフォーマンスの均一化が図られている。
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このカテゴリーにはメルセデス、ポルシェ、BMW、マクラーレンなどがマシンを投入。アウディも2017年4月のニューヨークショーでアウディR8 LMS GT4を発表し、2017年12月15日にデリバリーをスタートさせた。
そんなR8 GT4は、デリバリー開始から約3カ月が経過した2018年3月中旬、節目と言える50台目の製造を達成した。
アウディは、このレーシングカーを市販モデルのアウディR8と同じ、ドイツ・ベーリンガーホフ工場で製造。組み立てから品質検査までの15に渡る行程や、品質検査を行うスタッフも共有しているという。
「市販モデルと、ここまで近い関係を維持しながらレーシングカーを作り上げていることを誇らしく思う」と語るのはアウディスポーツで製造部門を取りまとめるウルフギャング・シャンツ。
「アウディR8 LMS GT4は現在、1日1台のペースで製造が進められている」
また、アウディスポーツでカスタマーレーシング部門を取りまとめるクリス・レインケも「我々の顧客は(市販モデルと製造ラインを共有する)アドバンテージから、多くの利益を得ている」とする。
「我々はすぐにレースを戦えるマシンを20万ユーロ(約2597万円)以下で提供できる。その一方、チームは高い品質のマシンを受け取ることができる。そのクオリティは(2018年1月の)ドバイ24時間レースでフェニックス・レーシングがワン・ツーフィニッシュを飾ったことで証明済みだ」
2018年に本格デビューを飾るR8 GT4は、ヨーロッパのほかアメリカ、アジアなど世界各地のレースに参戦予定。
また現時点でR8 GT4の参戦はアナウンスされていないが、ピレリ・スーパー耐久、ブランパンGTシリーズ・アジアにもGT4クラスが設けられており、今後、日本国内でも走りを目にすることができるかもしれない。
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