2016年から2年連続でIMSAウェザーテック・スポーツカー・チャンピオンシップ(WSCC)のGTDクラスチャンピオンとなっている女性ドライバー、クリスティーナ・ニールセンが2018年ル・マン24時間にイタリアのエビモータースから参戦する。
過去2シーズン、北米でチャンピオンを獲得したスクーデリア・コルサの下でル・マンに参戦しているニールセン。
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今シーズン、WSCCでGTDクラス2連覇を果たしたチームを離脱し、ポルシェ陣営に移籍した彼女は新たに“ポルシェ・セレクテッドドライバー”という肩書を得て、2018年からGTDクラスに参入したライト・モータースポーツでシリーズ3連覇を目指している。
今回、そんなニールセンをドライバーのひとり起用することを発表したエビモータースは、昨シーズンのミシュラン・ル・マン・カップを制しル・マン24時間の自動招待枠を勝ち取ったイタリアンチームだ。
GT3マシンで戦ったル・マン・カップではランボルギーニ・ウラカンGT3を走らせたが、出場権を得たル・マン本戦ではリヤミッドシップレイアウトとなった2017年型ポルシェ911 RSRを使用してLM-GTEアマクラスに参戦する。
注目のドライバーは今回発表したニールセンのほかに2001年のル・マンでGTクラスウイナーとなったベテランのファビオ・バビーニが決定済み。もう一名のブロンズドライバーについては後日発表するという。
自身3度目のル・マン参戦が決まったニールセンは「またあの場所に戻れることになり、とてもうれしく思う」とコメント。
「ドライバーにとってル・マンは一生のうち1度は夢に見ているレースのひとつだけど、その舞台に26歳で3回も行けるのは間違いなく素晴らしいことよ」
「エビモータースは古巣のスクーデリア・コルサでチームメイトだったアレッサンドロ・バルザンがかつて所属していたチームで、彼からとても良いチームだと聞いているわ」
過去2回とドライブするマシンが違うことについては「ミッドシップのポルシェはとても新鮮で、早く乗ってみたいと思っている」と語り「その機会が来るのが待ちきれない」と続けた。
6月16~17日に決勝レースが行われるル・マンにおいて、ニールセンは80号車ポルシェを駆ることになるが、彼女の北米でのチームメイトであるパトリック・ロングもまた同じくLM-GTEアマクラスに参戦。ロングはプロトン・コンペティションの99号車ポルシェで出場することからチームメイトから一転、お互いが手強いライバルとなる。
pic.twitter.com/YNvHA97f1m— Christina Nielsen (@ChristinaRacing) 2018年3月6日
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