メルセデスのルイス・ハミルトンは、2018年型『F1 W09 EQ Power+』が昨年のマシンが持っていた「たくさんのおかしなところ」を修正しつつ、その長所を維持していることを期待すると語った。
22日、メルセデスはシルバーストンで『F1 W09 EQ Power+』を初披露、バルテリ・ボッタスとハミルトンによりシェイクダウンも行った。
メルセデス『F1 W09 EQ Power+』:ディーバ気質を取り除き、チーム史上最速のマシンに
2017年のW08は速さはありながらもパフォーマンスに一貫性がなく、チームとドライバーを悩ませた。首脳陣は2018年シーズンに向け、この“ディーバ気質”を取り除きつつ、長所を伸ばすことを心がけたと述べている。ハミルトンは、問題解決のため、ボッタスとふたりでチームに対してできる限りのインプットを行ったと語った。
「昨年を通してこのマシンの開発を推し進めてきた」とハミルトンは新車発表会において語った。
「つまりこのマシンは、僕らふたりのドライビングDNAをひとつに融合させ、それを進化させたものだ。チームとして大きな期待を持つことができる」
「僕はエンジニアたちと緊密に作業にあたってきた。今年はたくさんのおかしな部分を取り除けたのではないかと期待を持っている。去年とは違う空力特性を備えたマシンだ」
「去年良かった部分を継承した。一方で、昨年は一部のサーキットで強さを発揮できなかったが、今年はグランプリが開催されるほとんどのサーキットを有利に戦えるような、優れた妥協点を見いだせたものと期待している」
「サスペンション、ロールやライドの問題、フロアの特性といった部分が大きく改善されているはずだ。すべてが新しくなった。サスペンションを含む、いろいろなものが改善された」
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