2月15日、2018年シーズンの全日本ロードレース選手権に参戦するau・テルルMotoUPレーシングが全日本と鈴鹿8時間耐久ロードレースへの参戦体制発表を行った。全日本JSB1000クラスには引き続き、秋吉耕佑が参戦。ライダーとしてだけではなく、監督を兼任することになるという。
au・テルルMotoUPレーシングが2018年、新体制で全日本へ挑む。最高峰クラスのJSB1000に、ホンダCBR1000RR SP2で参戦するのは秋吉だ。チーム監督も兼任し、チーム全体の運営、若手ライダーの育成も行うという。また、秋吉は鈴鹿8耐にも参戦を予定している。
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新体制となったチーム、自身の監督就任となった2018年シーズンについて、秋吉は「今シーズンは新体制となり、今まで以上にモチベーションが上がっています」とコメントを発表している。
「このような体制でレースができることをテルル中込(正典)社長に感謝いたします。監督も兼任させていただくことになり、若手ライダーが成長できるよう、培ってきたことを伝えていこうと思っています。なかでも一緒に全日本を戦う中村兄弟の成長が楽しみなところです。自分自身もレーシングライダーとして結果を求めるレースをしていきます」
秋吉は2010年、2011年の全日本JSB1000チャンピオンであり、ホンダのMotoGP開発ライダーとしても経験豊富。そんな秋吉が、監督としてどのような采配を振るうのかも気になるところだ。
J-GP2クラスにはカレックスフレームを使って中村修一郎が、ST600クラスにはホンダCBR600RRで中村龍之介がエントリー。この中村兄弟に加えて、藤井謙汰がJ-GP3クラスに昇格し、ホンダNSF250Rで参戦する。
藤井は2017年MFJカップJP250国際ライセンス部門チャンピオンであり、ロードレース世界選手権Moto3クラスにフル参戦した経験を持つライダー。2011年には全日本J-GP3でチャンピオンを獲得している藤井が、再び同クラスに挑む。
そして、2018年にau・テルルMotoUPレーシングが使用するタイヤはブリヂストンであることも発表。秋吉、中村修一郎、藤井は2017年、ダンロップタイヤでシーズンを戦っており、タイヤメーカーが変更となった。
新たなチーム体制、タイヤメーカーの変更と、au・テルルMotoUPレーシングにとって心機一転のシーズン。新監督の秋吉のマネジメント、ブリヂストンタイヤのマッチングがはまれば、各クラスをいい意味で荒らしてくれるに違いない。
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