現在位置: carview! > ニュース > モーターショー > ミラノ国際モーターサイクルショー(EICMA)開幕。気になる日本メーカーからはまさかの黒いあいつも登場

ここから本文です

ミラノ国際モーターサイクルショー(EICMA)開幕。気になる日本メーカーからはまさかの黒いあいつも登場

掲載 更新
ミラノ国際モーターサイクルショー(EICMA)開幕。気になる日本メーカーからはまさかの黒いあいつも登場

11月6日~11日にかけて、北イタリア最大の都市、ミラノで開催されている「ミラノ国際モーターサイクルショー(EICMA 2018)」に、今年も日本の4つのメーカーが話題のモーターサイクルを出展しています。

ついては現地から詳しく、と言いたいところですが、都内のオフィスからまとめて、ワールドプレミアを中心にトピックをお伝えしたいと思います。

まず、ホンダですが、ワールドプレミアは5台で、内容もネイキッドからスポーツモデル、アドベンチャーモデルと万遍なく、そつのない印象です。

まず、直列4気筒エンジンを搭載する、ベースが同じで、ネイキッドの「CB650R」と、スポーツモデルで現行CBR650F後継の「CBR650R」というスタイル違いの2台。共にショートテールを採用して、今どきのスタイルとなっています。

あとの3台は、直列2気筒エンジンの「CB500F」、「CBR500R」、「CB500X」で、それぞれF=ネイキッド、R=スポーツ、X=アドベンチャーモデルとなっています。こちらの3台もベースは共通ですが、カウルや補器類を作り分けて、それぞれ違和感なく成立させています。

ホンダは、上記5台に加え、ヨーロッパ地域の研究開発拠点であるHonda R&D Europe(ローマ)によるデザインスタディモデルとして、ネイキッドストリートモデルの「CB125M」、アドベンチャーモデルをイメージした「CB125X」を出展しています。

水冷4ストローク単気筒、素直に車名で判断すれば125ccエンジン搭載のデザインスタディは、ライトなど補器類などを除けば現実的なデザインで、免許取得期間が短縮された原付2種免許で乗れるモデルとして、日本でも注目されるのではないでしょうか。売られるかどうかはわかりませんが。

次いで、去年このEICMAで前2輪のLMW機構を持つ大型スポーツモデル、ナイケンを発表したヤマハのワールドプレミアは3台。注目はプロトタイプではありますが、「3CT」なるLMWコミューター。

300cc水冷エンジンを搭載した3CTは、全体のスタイル的には、トリシティ125・155に似通っていますが、リアがぐっと延びて、コミューターでありながら、週末は高速を飛ばしてロングツーリングもイメージさせるスタイルとなっています。

残り2台は、689ccの並列2気筒エンジンを軽量ダブルクレードルフレームに搭載したアドベンチャーモデル「テネレ700」と、ナイケンにサイドケースやヒートグリップなどの装備を搭載して、長距離ツーリングの快適性を高めた「ナイケンGT」。

なにげにグレー一色だったナイケンが、「GT」となってブルー系のボディカラーに、金色のフロントツインフォークというカラーバリエーションが追加されているのも注目ですが、オールドファンにはパリダカに参戦していたゴロワーズカラーのマシンを連想させるテネレ700にぐっと来るのではないでしょうか。

続いてスズキですが、こちらはワールドプレミアと言っていいのか微妙ですが、禁断の(でもないですが)「ブラックカタナ」を出展しました。

10月の独インターモトでセンセーショナルに復活した新世代カタナですが、EICMAでは今や伝説的ドラマ「西部警察」で舘ひろしの駆った、黒いカタナを彷彿させる、まさかのブラックカタナの登場に、オールドファンは狂喜、ヤングファンは冷静に(?)受け止めていることでしょう。

最後にカワサキですが、ワールドプレミアは新型の3台と、2019年モデルの3台。

まず新型の空冷並列2気筒エンジンを搭載するレトロモデル「W800 STREET」と、それにビキニカウルやローポジションハンドル、シングルシート風のカフェシートを装備するカフェレーサースタイルの「W800 CAFÉ」。

そして、「Z400」は先行して発売されている「Ninja 400」のネイキッド版と言えるモデルで、同様に新開発のエンジンとシャーシを採用しています。

2019年モデルでは、アドベンチャーモデルの「Versys 1000」とその上級グレード版の「Versys 1000SE」、スーパーチャージドエンジンを搭載した高性能スポーツツアラーモデルであるNinja H2 SXシリーズの上級グレード版SEに、KECSというショーワと共同開発した電子制御サスペンションなどを搭載した「Ninja H2 SX SE+」を出展しています。

というわけで、10月のパリモーターショーではあまり元気のなかった4輪の日本メーカーですが、2輪の世界では海外ショーでも元気そうな日本メーカーでした。

こんな記事も読まれています

バイクニュース今週のダイジェスト(4/22~26)
バイクニュース今週のダイジェスト(4/22~26)
バイクブロス
予想が外れるマクラーレン、ピアストリも“浮き沈みのワケ”解明が急務と指摘。タイヤへの負荷が影響か?
予想が外れるマクラーレン、ピアストリも“浮き沈みのワケ”解明が急務と指摘。タイヤへの負荷が影響か?
motorsport.com 日本版
一度は乗ってみたい! サイドカーは、通常のバイクにつけることができる?
一度は乗ってみたい! サイドカーは、通常のバイクにつけることができる?
バイクのニュース
なぜ免許とマイナカード「24年度末」に一体化? 紛失時はどうなる? 一体化でどんな影響ある?
なぜ免許とマイナカード「24年度末」に一体化? 紛失時はどうなる? 一体化でどんな影響ある?
くるまのニュース
ボルボ XC40、豪華仕様の限定車「プラス B3 セレクション」発売
ボルボ XC40、豪華仕様の限定車「プラス B3 セレクション」発売
レスポンス
「出遅れ」「巻き返し」「反転攻勢」EVめぐる話題が目白押し【新聞ウオッチ】
「出遅れ」「巻き返し」「反転攻勢」EVめぐる話題が目白押し【新聞ウオッチ】
レスポンス
日本ミシュランタイヤが「ジャパントラックショー2024」にブースを出展! サステナブル素材を使用したタイヤなどを展示
日本ミシュランタイヤが「ジャパントラックショー2024」にブースを出展! サステナブル素材を使用したタイヤなどを展示
くるまのニュース
マツダ、電動SUVをサプライズ公開、コンセプトモデル『創 ARATA』とは…北京モーターショー2023
マツダ、電動SUVをサプライズ公開、コンセプトモデル『創 ARATA』とは…北京モーターショー2023
レスポンス
スタイリッシュなスタイルと折りたたみ機構を採用 電動アシスト自転車「Refna WINDY」発売
スタイリッシュなスタイルと折りたたみ機構を採用 電動アシスト自転車「Refna WINDY」発売
バイクのニュース
スズキのコンパクトSUV「エスクード」国内販売が終了 新たな「グローバルSUV」投入に期待!
スズキのコンパクトSUV「エスクード」国内販売が終了 新たな「グローバルSUV」投入に期待!
くるまのニュース
アルファロメオ ジュリア/ステルヴィオ、限定車「ヴェローチェ スペリオーレ」発売
アルファロメオ ジュリア/ステルヴィオ、限定車「ヴェローチェ スペリオーレ」発売
レスポンス
GWにホンダ青山本社で「モーターサイクルショー」開催、新型車をじっくり見られる機会!
GWにホンダ青山本社で「モーターサイクルショー」開催、新型車をじっくり見られる機会!
モーサイ
ホンダN-VANがマイナーチェンジ。特別仕様車FUN「STYLE+ NATURE」を同時発売
ホンダN-VANがマイナーチェンジ。特別仕様車FUN「STYLE+ NATURE」を同時発売
カー・アンド・ドライバー
ランボルギーニの電動化第二弾は「ウルス」!フェイスリフトでPHEVになったウルスの全情報!
ランボルギーニの電動化第二弾は「ウルス」!フェイスリフトでPHEVになったウルスの全情報!
AutoBild Japan
トヨタが「新型モデル」世界初公開! クロスオーバー&SUV 2台同時に! 25年半ばまでに発売!? 「bZ3C」と「bZ3X」中国で登場
トヨタが「新型モデル」世界初公開! クロスオーバー&SUV 2台同時に! 25年半ばまでに発売!? 「bZ3C」と「bZ3X」中国で登場
くるまのニュース
フォーミュラEの改良型マシン『GEN3 EVO』が初公開。4輪駆動化と超高速充電対応で2025年デビュー
フォーミュラEの改良型マシン『GEN3 EVO』が初公開。4輪駆動化と超高速充電対応で2025年デビュー
AUTOSPORT web
フォルクスワーゲンが次世代大型電動SUV『ID.CODE』を発表
フォルクスワーゲンが次世代大型電動SUV『ID.CODE』を発表
レスポンス
ホンダ ヴェゼルをマイナーチェンジし新グレードも設定
ホンダ ヴェゼルをマイナーチェンジし新グレードも設定
Auto Prove

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村