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業界ニュース 2019.11.5

【ゼロハン青春物語】「SUZUKI WOLF50」~乗ってイジって眺めて惚れて~(1989年)

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フレームカバーで違いを!
スズキはウルフという車名を古くは1969年から繰り返し使ってきた。50ccモデルに限定しても、1982年に登場したレジャーバイク、ウルフRT50というモデルも存在しているのだが、ここでは1989年にデビューしたウルフ50について触れてみよう。

そもそも1980年代末、レーサーレプリカブームに陰りが見えてきた中で、各メーカーは新しいスポーツバイクのスタイルを模索していた。そんな中で生まれて結果的にネイキッドというジャンルを確立する大ヒットになったのがカワサキ・ゼファーなのはよく知られているところ。

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実はゼファーとほぼ同時期、同時多発的にさまざまなスタイルのカウルを持たないスポーツバイクがデビューしていたことは今では歴史の彼方というべきか。その中には、レーサーレプリカをベースにカウルを取り払った、今でいうところのストリートファイター的なモデルも存在していた。

レーサーレプリカの元祖であるスズキでも、4ストのGSX‐Rをベースにしたネイキッドモデルをコブラと、そして2ストのΓをベースにしたモデルをウルフと名付けていたのだ。

ウルフにはRGV‐Γ250ベースの250、RG125Γベースの125と200が存在し、そして最小排気量モデルとしてRG50Γベースの50が用意されていた。ウルフ50のベースとなったRG50Γは、Γシリーズの中でも、元祖レプリカとその名も高いRG250Γよりも早い、1982年末にデビュー。

MBX50、RZ50、AR50といった当時のフルサイズ原付スポーツの中で、角パイプダブルクレードルフレーム、アルミキャストホイール、フルフローターサスという排気量を感じさせない充実装備の軽量な車体に、7・2PSという当時クラス最強の水冷エンジンを搭載。Γの名に恥じない走りで人気を集め、一度もモデルチェンジされることなく2000年まで販売された長寿モデル。

1989年にデビューしたウルフ50はこのRG50Γとエンジンや車体など、メカニズムやスペックはほぼ共通のものといえる。RG50Γではメーターバイザー付の角型だったヘッドライトを、オーソドックスな丸形に変更してネイキッドスタイルに変身させ、ハンドルバーの位置もRG50Γより高くされてアップライトなポジションとしたモデル。

一見するとダブルクレードルフレームのRG50Γとは異なるツインチューブフレームのようにも見えるが、これは実のところ樹脂製のカバーを本来のフレームの上に装着しているから。カラーリングはブラックとレッドの他に、ワイルドなイメージのファイヤーパターンも存在した。RG50Γ譲りのスポーティさと、シンプルなスタイルが根強く支持されたウルフ50は、細かなマイナーチェンジを受けながらRG50Γ同様に2000年まで販売が続けられた。

DETAIL
ウルフの名を語る上で……。
89年発売のウルフ50はスポーツバイクから派生したスポーツネイキッドだが、先代の、そして先々代のウルフは個性が異なる一面が。まずは69年発売の初代ウルフは125ccの2サイクル2気筒の純粋なスポーツバイクだった。当時としては鮮烈な極細の燃料タンクに、独特の3角形フレーム等の特徴が印象的だった。そして、82年発売の先代ウルフは、ガラッと趣向を変えレジャーバイク色を強めたファンビークルに変化を遂げた。前後とも5,40-10サイズの極太タイヤを装備し、フレームを大幅にカバーするデザインなど、レジャーバイクの先輩でもあるバンバンにも通ずる取っ付きやすさを演出していた。

文:小松信夫

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(webオートバイ webオートバイ編集部)

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みんなのコメント

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  • zen*****|2019/11/05 13:00

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     89年以前のウルフについては全く知らなかった。水冷2ストの殻剥きネイキッドは事故車をそのまんま乗ってるようなデザインのまとまりの無さがあって好きじゃない(特にリザーバータンク剥き出しなのが駄目だ)けど、ウルフは丸目だし125/200はガンマとの価格差(サスも違うけど)やカウルのブカブカ感がなくて良かった。

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