一度ウロコができるとさらに汚れがつきやすくなってしまう
ウインドウのクリーニングは日ごろのお手入れのなかでも重要なメニューだ。最近はコーティングの普及で油膜が発生しにくくなっているが、走っているうちに汚れるし、視界がクリアでないと運転時のストレスにもなる。場合によっては危険なこともある。
頻繁にきれいにしているクルマにはあまり関係ないだろうが、ガラス表面にウロコというものが発生する場合がある。聞き慣れないかもしれないが、表面に白く丸いシミみたいなものが無数に発生するもので、その見た目からウロコと呼ばれている。ピント来ない方でも、温泉の洗い場で見かけたことがあるハズ。家庭の風呂でも発生するし、白くなるのも同じ症状だ。
クルマの場合、ワイパーがあるので全面に発生することはないが、端のほうにできることもあり、軽いものならよく見ると結構できていたりする。
このウロコ、簡単なものなら強くこすれば落ちるが、頑固なものは油膜取りに使うガラス用コンパウンドで削り取るしかない。また、手で落ちない場合もあって、そのときはプロに頼んで機械で研磨してもらうしかなくなることもある。
雨水の成分が発生原因になってしまう
ウロコはなぜ発生するのか? 大きな原因は雨水に含まれるカルシウムなどのミネラルがガラス表面に残り、焼き付いてできる。一度できるとさらにそこに雨水が残りやすくなるので、さらに症状がひどくなるというスパイラルも起こってしまう。ウロコとはガラス表面にできる結石みたいなもので、だから落とすのに苦労するわけだ。
防止するためにはマメにガラスを拭いたり、撥水剤を塗ってできるだけ表面に雨水が残らないようにするなど。また屋外駐車場だと雨に当たりやすく、そのままになってしまうのでできやすいため、なおさらマメに拭き上げるようにしよう。
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