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業界ニュース 2019.7.4

なぜホンダはOEM車を供給しない・受けない? 過去にはOEM車が存在したことも

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「あれ? 他社のクルマなはずなのに違うメーカーのエンブレムが付いてる」皆さんもこのようなクルマを目にしたことがあると思います。そのクルマは、いわゆる「OEM供給」されたクルマです。

ホンダ シビックタイプR OEMとは、「Original Equipment Manufacturer」の略で、OEM車とは自社の製品を他社に作ってもらったクルマのことをいいます。

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 他社に自社のクルマを作ってもらうことのメリットは、主にコストダウンが目的ですが、自社の製造ラインでは作ることができないクルマを自社ブランドとして販売し、ラインナップの拡充を図る意図もあります。

 有名なところでいえば、トヨタ「タンク/ルーミー」、スバル「ジャスティ」はダイハツ「トール」のOEM車。ほかにも、スズキ「ランディ」は日産「セレナ」のOEM車です。

 三菱「デリカD:2」はスズキ「ソリオ」がOEM供給元など、日本の自動車メーカー各社は手を取り合って車種ラインナップを補充しあっています。

 そんななか、現行車のラインナップで 唯一OEM供給しない・受けていないメーカーがホンダです。

 ホンダは軽自動車、コンパクトカー、セダン、ミニバン、SUV、スポーツカーに至るまで全てのクルマを自社生産しており、カーラインナップが充実しています。

 小排気量から大排気量のガソリン車、ハイブリッドやPHEVなどありとあらゆるタイプを網羅しており、他社としてもOEM供給元のクルマとして欲しい車種がありそうなものです。

 なぜホンダはクルマのOEM供給をせず、受けることもないのでしょうか。この問題をホンダ広報部に問い合わせてみました。

ーーなぜホンダ車にはOEM車がないのでしょうか

 現行型の車種ラインナップにはOEM車はありませんが、過去にはいすゞ自動車と相互OEM供給していたことがあります。

 国内向けのモデルとしては、「アコード(セダン)」→いすゞ「アスカ」(1994から2002年)、「ドマーニ」→いすゞ「ジェミニ」(1993から2000年)、いすゞ「ミュー」→「ジャズ」(1993から1996年)、いすゞ「ビッグホーン」→「ホライゾン」(1993から1994年)がありました。

ーー現在はOEM供給しない・受けないことに何か理由はあるのでしょうか

 弊社の4輪事業を展開する上で、現在はその必要がありません。そのため、OEM供給はおこなわれていません。

※ ※ ※

 2019年5月にホンダが発表した3月期(2018年4月から2019年3月)の連結決算額は、過去最高の15兆8886億円となっています。これは国内メーカーで見るとトヨタに続く2位の売上高で、OEM供給をしないホンダでも高い売り上げを確保できることが分かります。

 ホンダ以外のメーカーは、他社と協力しあってラインナップ拡充を図っていますが、一部ではメーカー独自の技術流出も懸念されています。

 OEM供給をしない、受けないホンダからは、他社にはないまったく新しい独自技術を搭載したクルマが発表されるかもしれません。

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(くるまのニュース くるまのニュース編集部)

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