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業界ニュース 2019.5.21

クルマは安全? 多発する「ゲリラ豪雨」時に気をつけるべき予防と対策

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■ゲリラ豪雨に要注意!

 毎年、6月から9月にかけて梅雨やゲリラ豪雨など、雨のなかを運転する機会が増えてきます。一般的な梅雨時の雨であればそこまで心配はありませんが、ゲリラ豪雨による水没やクルマへの浸水被害が年々増えています。

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 ゲリラ豪雨での運転方法やクルマの水害にあった際はどうすればいいのでしょうか。

 近年では、初夏から晩夏にかけてニュースなどで取り上げるゲリラ豪雨。気象庁によると、天気の急変は、「積乱雲(せきらんうん)」という雲が原因だといいます。

 2018年7月に発生した「西日本豪雨」では、各所で豪雨による土砂や洪水により住宅や道路などに多数の被害が及びました。

 また、都市部でも河川や下水道の氾濫により、クルマへの被害も出ています。実際に、豪雨時に走行する場合にはどのような点に気をつければいいのでしょうか。

 一般道などにおいて、雨の影響を受けやすい場所のひとつに、鉄道などをくぐるアンダーパス部分があります。雨水が集まり冠水しやすいことから、前後の区間では注意を促す看板が設けられていたり、規定の水位に達した場合には通行止めになる場合もあります。

 九州地方の道路を管理する担当者は、「アンダーパスには、雨水を排水する機構があるものの、短時間の急激な雨では排水が追い付かず、進入したクルマが立ち往生するケースがあります」と説明しています。

 同担当者は、近年の豪雨にともない管内のアンダーパス入口に、水位に応じて作動する道路遮断機を新設したといいます。それまでは、水位計の信号を受け取った担当者が現場に駆けつけ、水位を確認してから通行止めの措置をしていたそうです。

 しかし、全国では現在でも冠水してから通行止めになるまで時間がかかる場所も存在します。このような場面に出くわした場合、どうすべきなのでしょうか。

 ホンダは、「冠水路などの深い水たまりは走行しないようにと、取扱説明書などにも記載しています。エンジンや駆動系などの破損につながる恐れがあるためです。しかし、車種によってエンジンやマフラー設置位置の地上高といった条件が異なり、水のかぶり方も状況によって異なるため、具体的に何センチ以上などとは明記していません」と話します。

■クルマが浸水したらどうする?

 実際にクルマに雨水などが浸水した場合にどのようなことが起こるのでしょうか。JAF(日本自動車連盟)は2010年に、実車を用いた冠水路走行テストをおこなっています。

 テストでは、セダンタイプと車高の高いSUVタイプの2車種が用いられ、最大60cm冠水したアンダーパスを模したコースへ10km/hで進入した場合と、30km/hで進入した場合を比較しました。

 冠水路に入ってすぐ、水深30cmの段階では、両車とも走行が可能でしたが、セダンにおいては、30km/hでは巻き上げる水の量が多くなり、エンジンルームに多量の水が入っています。そして、水深60cmになると、セダンは途中でエンジンが停止しています。

 一方、SUVでは水深60cmでも10km/hならば走り切ることができましたが、30km/hで進入した際には、エンジン下部に多量の水が入りこみ、エンジンが停止しています。

 エンジンが停止した原因は、エアインテーク(空気の取り入れ口)を通してエンジン内部に水が入ったためとされましたが、マフラーにも多量の水が入り込んで排気ができなくなっている状態。たとえ水深が低い場合でも、速度によって水の動きが異なることもあり、いつ停止してもおかしくない状態だったかもしれません。

 国土交通省では「水に浸ったクルマは、外観上問題がなさそうな状態でも、電気系統のトラブルによる車両火災や感電事故が発生する可能性があります」と説明しています。

 また、浸水した可能性があるクルマは、「自分でエンジンをかけない。(とくに、HV、EV車は高電圧のバッテリーを搭載しているのでむやみに触るのもNG)」「クルマを移動する際はJAFなどロードサービスや最寄りのディーラー、整備工場に相談しておこなう(可能であればバッテリーのマイナス側のターミナルを外す)」と注意を呼びかけています。

 自分のクルマが浸水・冠水した際、その後の対応はどうすればいいのでしょうか。千葉県の中古車販売店の店長は「そのクルマの浸水状況によって対応は異なります。多少の浸水でクリーニングをすれば元通り乗れるケースもありますが、エンジン内に水が侵入していればほぼ廃車扱いです」といいます。

 また、自動車メーカー各社はハイブリッド車などの「レスキュー時の取扱い」をホームページなどに掲載しているため、ゲリラ豪雨に対する防災意識を高めるためにも、一度確認しておくのがいいかもしれません。

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(くるまのニュース くるまのニュース編集部)

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