現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 【カスタムカー】こんなクルマがあったの、覚えていますか?<その6>コンテンポラリー・コブラ(1993年)

ここから本文です

【カスタムカー】こんなクルマがあったの、覚えていますか?<その6>コンテンポラリー・コブラ(1993年)

掲載 更新
【カスタムカー】こんなクルマがあったの、覚えていますか?<その6>コンテンポラリー・コブラ(1993年)

モーターマガジン社のアーカイブから、ちょっと懐かしく珍しいクルマを紹介する連載企画。今回は、ACコブラのリプロダクションモデルのひとつ、コンテンポラリー・コブラだ。

リプロダクションモデルとはいえ、雰囲気は十分以上
前回のシェルビーGT350の項でも触れたが、1960年代にキャロル・シェルビーが英国のACカーズとコラボレーションして生み出されたマッチョなスポーツカーが、コブラ。正真正銘のオリジナル・コブラは現存する台数はきわめて少なく、1990年代でさえ流通価格は2億円をオーバー!しており、簡単に入手できる状況にはなかった。

すべてのクルマが運転できる。フルビット免許とフル免許って、いったい何だ!【くるま問答】

そこで、1980年代の初めごろからアメリカを中心に世界中のコブラ愛好家の間で再生産メーカーが盛んに誕生した。リプロダクション・コブラと呼ばれる、いわゆるレプリカントだ。21世紀も20年近くたった今でも、こうしたメーカーは世界に20社ほどあるという。

ここで紹介するのは、コンテンポラリー・クラシック・モーター・カンパニーが製作した、きわめて忠実なコブラ427のレプリカントだ。4インチ径の鋼管を使用したメインフレームにジャガーXKから流用された4輪独立サスが組み込まれている。だがサスペンションを構成するアームの大半はコンテンポラリーが開発したアルミ製のオリジナル部品だ、

エンジンは、リプロダクション・コブラの定石どおり427キュービックインチ(6977cc)のフォード製V型8気筒 OHV。細かい仕様は同じコンテンポラリー製のコブラでも異なるようだが、一般的には2基のホーリー製キャブレターで燃料供給をまかなっている。

実際に試乗してみると、アメリカンV8サウンドは豪快だが、乗り心地の素晴らしさと卓越した操作性に驚かされた。クラッチペダルの踏力は、その過激なパフォーマンスから予想できないほど軽く、長時間の走行でも疲れは最小限に抑えられるだろう。

オリジナル・コブラの走りっぷりは、コンテンポラリー・コブラよりはるかにスパルタンなものと想像されるが、オリジナルの新車時の走りっぷりを忠実に、より容易に、そして気軽にイメージできる1台だ。

コンテンポラリー・コブラ 427(1993年) 主要諸元
●全長×全幅:3980×1720mm
●ホイールベース:2280mm
●エンジン種類:90度V8 OHV
●排気量:6977cc
●最高出力:約380ps
●燃料供給装置:ホーリー製キャブレター×2
●トランスミッション:4速MT
●タイヤサイズ:前225/60R15、後245/60R15

こんな記事も読まれています

コスパ最強のスポーツカーは[先代スイスポ]!! スポーツカーが40万!? 130馬力超えの6MTで買える!
コスパ最強のスポーツカーは[先代スイスポ]!! スポーツカーが40万!? 130馬力超えの6MTで買える!
ベストカーWeb
今なら完全NGよ!! 昔にあった信じられない[ゆる~い交通ルール]
今なら完全NGよ!! 昔にあった信じられない[ゆる~い交通ルール]
ベストカーWeb
マクラーレン「750Sスパイダー」を関西まで長距離テスト! サーキットが真骨頂のクルマが提案する日常の楽しみ方とは
マクラーレン「750Sスパイダー」を関西まで長距離テスト! サーキットが真骨頂のクルマが提案する日常の楽しみ方とは
Auto Messe Web
新型ロータス・エレトレ Sへ試乗 「5.1m」が小さく感じる敏捷性! 歴代最高のインテリア
新型ロータス・エレトレ Sへ試乗 「5.1m」が小さく感じる敏捷性! 歴代最高のインテリア
AUTOCAR JAPAN
GTWCアジア第2ラウンドタイはアウディ&ポルシェが優勝。レース2で5ZIGENが2位に
GTWCアジア第2ラウンドタイはアウディ&ポルシェが優勝。レース2で5ZIGENが2位に
AUTOSPORT web
盟主PWRが『クプラ・ボーン』披露と同時にEuroRX1王者起用を発表。エクシオンは異車種6台体制に/STCC
盟主PWRが『クプラ・ボーン』披露と同時にEuroRX1王者起用を発表。エクシオンは異車種6台体制に/STCC
AUTOSPORT web
ル・マンの戦いはすでに始まっている。LMDhの逆襲を象徴するポルシェの躍進と謎多き性能調整の裏側
ル・マンの戦いはすでに始まっている。LMDhの逆襲を象徴するポルシェの躍進と謎多き性能調整の裏側
AUTOSPORT web
ラッセル「毎週5位~8位を争うのが現状」短期的な解決策は役に立たず、今後数週間は“痛みを伴う”と覚悟
ラッセル「毎週5位~8位を争うのが現状」短期的な解決策は役に立たず、今後数週間は“痛みを伴う”と覚悟
AUTOSPORT web
免許取得したてで「高級ミニバン」購入!? 「初心者」マーク貼付けた“斬新な姿”に「なかなかいないですよ」 芸人、エハラマサヒロが実車を公開!
免許取得したてで「高級ミニバン」購入!? 「初心者」マーク貼付けた“斬新な姿”に「なかなかいないですよ」 芸人、エハラマサヒロが実車を公開!
くるまのニュース
ボッタスのレースエンジニア交代は、アウディのF1参戦に向けた取り組みの一環。本人とも計画を話し合ったと代表が明かす
ボッタスのレースエンジニア交代は、アウディのF1参戦に向けた取り組みの一環。本人とも計画を話し合ったと代表が明かす
AUTOSPORT web
PHEVには馴染めなかった? V8へ "リターン" の可能性 メルセデスAMG新型「CLE 63」に導入か
PHEVには馴染めなかった? V8へ "リターン" の可能性 メルセデスAMG新型「CLE 63」に導入か
AUTOCAR JAPAN
ロータスが持続可能なモビリティの未来を牽引する動画を公開。2038年までのカーボンニュートラル達成に向けた戦略とは
ロータスが持続可能なモビリティの未来を牽引する動画を公開。2038年までのカーボンニュートラル達成に向けた戦略とは
Auto Messe Web
【顧客の平均年齢43歳】 カリナンがシリーズIIへ進化 ロールス・ロイス製SUVが成し遂げた功績
【顧客の平均年齢43歳】 カリナンがシリーズIIへ進化 ロールス・ロイス製SUVが成し遂げた功績
AUTOCAR JAPAN
第9戦はキャシディが21番手から逆転優勝。第10戦はダ・コスタがポルシェに母国勝利をもたらす/フォーミュラE
第9戦はキャシディが21番手から逆転優勝。第10戦はダ・コスタがポルシェに母国勝利をもたらす/フォーミュラE
AUTOSPORT web
ポルシェ・ペンスキー、キャデラックの牙城を崩しIMSAラグナ・セカを制す。恐竜カラーの911がGTDプロ初優勝
ポルシェ・ペンスキー、キャデラックの牙城を崩しIMSAラグナ・セカを制す。恐竜カラーの911がGTDプロ初優勝
AUTOSPORT web
3500万円! 日産が新型「GT-R」実車展示! 存在感スゴい「最強仕様」がNYに登場! 進化した「新デザイン」採用に反響あり
3500万円! 日産が新型「GT-R」実車展示! 存在感スゴい「最強仕様」がNYに登場! 進化した「新デザイン」採用に反響あり
くるまのニュース
テインの純正互換ショック「EnduraPro」シリーズにカローラクロスなど5車種の適合が追加
テインの純正互換ショック「EnduraPro」シリーズにカローラクロスなど5車種の適合が追加
レスポンス
「デコトラ=ど派手な改造=違法」は偏見でしかない! いまほとんどのデコトラが「合法改造」に収めているワケ
「デコトラ=ど派手な改造=違法」は偏見でしかない! いまほとんどのデコトラが「合法改造」に収めているワケ
WEB CARTOP

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村