万が一のために確認しておきたい項目も……
春の行楽シーズン、そして最大10連休とも言われる今年のゴールデンウィーク。仲間や友人のクルマで出かけたり、帰省して実家のクルマを運転する機会も多くなるはず。基本的な項目もあるが、再確認の意味も込めて他人のクルマを運転するときの注意点をまとめてみよう。
【GWのロングドライブ】わずか10分のセルフ点検が明暗をわける!
1)自動車保険
他人のクルマを運転するとき、一番チェックしておきたいのが自動車保険の範囲。自分のクルマを持っていて、自分名義で自動車保険に加入している人は、他の自動車で事故を起こしたときにも補償が適用される「他車運転危険補償特約」という特約が自動付帯されている場合がほとんどだ(要確認)。これが適用されれば、対人と対物に関しては、自分の保険でカバーできる。
ただし、この特約は「臨時で運転」した場合に限定されるので、日常的に利用する職場のクルマや、オーナーに未承諾で借りたクルマは対象外になる。
また、借りたクルマの保険に「年齢条件」があったとしても、「記名被保険者(通常そのクルマのオーナー)」とその「配偶者」及び、その「同居の親族」以外が運転しているときに事故を起こした場合は、年齢に関わらず、保険が下りることになっている。
つまり別居している子供や親族なら、年齢条件に合わなくても保険は使えるということ。反対に、「家族限定」の保険の場合、同居の家族と、別居の未婚の子供までは保険でカバーされるが、別居の既婚の子供は「家族限定」に含まれないので要注意。
実家の親や友人に聞いても、「保険のことはよくわからない……」といわれたときは、コンビニなどで加入できる、「1DAY保険」が便利。24時間/500円で、2回目割引や複数人割引、オプションで車両復旧費用保険(借りたクルマの修理費を保障)などのオプションもあって、手軽に手厚い補償が受けられる。(本人またはその配偶者の方が所有するクルマは対象外)
2)施錠・開錠
とっても基本的なことだが、クルマによってスマートキー、キーレスエントリー、オーソドックスなカギタイプと、施錠・開錠の方法が違うので、確認が必要。
とくにスマートキーのクルマを借りて、オーナーがキーを持ったままクルマを降りてしまうと、エンジンを切るまではそのまま走り続けられるが、一度エンジンを止めると、キーなしでは再始動できないというピンチに……。(エンジンをかけたまま、キーを持ってクルマから離れると警告音は鳴る)
3)エンジンの始動・停止
これもキーを差し込んで回すタイプと、スタートボタンをプッシュするだけのものがあり、ATのセレクターの位置やブレーキを踏むなどの前提条件もあるので、一応確認しておかないと焦ることも!?
ドラポジは安全のためにも妥協せず調整したい
4)ライトやワイパーのスイッチ
これも難しいことではないが、クルマによって微妙に違うので、あらかじめ聞いておいた方が安心できる。
5)シート位置の調整
これはけっこう大事なところ。ドライビングポジションをナアナアにしていては、正しいドライビングは不可能というもの。シートの調整方法も、電動、手動でも違うので、きちんと確認しておきたい。
ハンドル位置を調整する、テレスコやチルト機能や、シートベルトの高さ調整、もちろんミラーの合わせ方などもオーナーに聞いておこう。これらは、安全運転のためにも妥協できないところだ。
6)給油口の位置と開け方・燃料の種類
ロングランの場合だけでなく、近場で乗るときにも、返却時に満タンで……ということは珍しくないので、給油口の位置のチェックとその開け方、さらにはハイオク、レギュラー、軽油など種類の確認は重要なポイント。
7)カーナビやオーディオの操作法
カーナビやオーディオの使い方もあらかじめ知っておかないと何かと不便。面倒でもレクチャーを受けておいた方が苦労しないで済む。念のため、エアコン関係の操作も聞いておいたほうがいいかも!?
そのほか、他人のクルマは車両感覚も違えば、加速性能、ブレーキ、ハンドリングと全部が違う。緊張する必要はないが、いつも以上に集中力を高めて、安全第一でドライブしよう。
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
全長3m級で470万円!? 「小さな超高級車」がスゴかった! “匠”が仕上げた「豪華すぎ内装」採用! 日本でも販売した「老舗ブランド」の激レア車とは
「自動車税」そろそろ来た? “恐怖の手紙”「納税通知書」の季節… もし支払わないとどうなる? 早めに処理したい理由とは
全長4.2m! スズキの斬新「コンパクト“3列”ミニバン」! クラッチレス“MT”×ハイブリッド採用!? 全ドア「スライドドア」の「エアトライサー」とは
子育て世帯に最適なクルマとは? 「ミニバン買おう」「やっぱり軽自動車」より遥かに大事なことがあるんです
「あれ、使われてるの?」 山道に現れる「緊急退避所」は昭和の遺物なのか そもそもどんな仕組み?
みんなのコメント
この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?