普通車用とは異なる点灯パターンが魅力ムラなく美しい光り方にも迫ってみた
「自光式ナンバー」とは、ポジションライトをつけたときにナンバープレートの文字部分が点灯するもの。“光るナンバープレート”と呼ばれるが、導入のきっかけは雪の付着で見えにくくなったナンバープレートを電球の熱によって融雪するため、だったそうだ。最初の導入は北海道であり、スタートしたのは1952年と歴史は古い。
RECAROからフルバケットシートの概念を変える新発想なモデル
自光式プレートは、ナンバーを記載した樹脂プレートとバックライトとなる照明器具とを重ねることで、プレートの文字部分のみが点灯。プレートの文字部分は透明な樹脂でできているため、背面のバックライトが放つ光が透けて見えるという仕組み。その製造メーカーは数社程度のみだ。東京オートサロンでは「旭化成テクノプラス」が自光式ナンバープレートを紹介。ピックアップしたのは、あえての”軽自動車用”。じつは、軽自動車用を初めて手がけたのは「旭化成テクノプラス」だった。
白のプレートと緑の文字を組み合わせた普通車用とは違って、文字部分が黒となる軽自動車用。その開発は非常に困難だったらしく、黒という文字カラーは光を透過できないため、その周囲(輪郭)だけを点灯させる方式を考案。視認性の高さはもちろんのこと、ムラの少ない点灯を実現させるために試行錯誤を繰り返し、ようやく開発に成功という。軽自動車の自光式が初めて採用されたのは、2002年のこと。普通車用と比べて随分と後発だったのである。
現在、「旭化成テクノプラス」では大きく分けて2モデルを用意(軽自動車用)。電球式ではなくLEDを使用することでムラの少ない点灯と薄型設計を実現したスタンダードモデルと、照明器具部分に特殊ジェル(特許取得)を用いて、どの角度からもくっきりと光輝くハイグレードモデルとなる。ともに輝度半減期は30000時間という高い耐久性にくわえ、本体の厚さはそれぞれ13mm、9mmと超薄型設計となっているのも特徴である。
ちなみに軽自動車用の自光式普及率は約1%。”普通車用に比べて普及率が低い理由”を聞くと、認知度の問題も要因の一つだという。というのも、自光式プレートは新車購入時にオーダーするのが一般的なのだが、ディーラーなどで勧められることは皆無(希望ナンバーは標準装備なのだが・・・)。これは中古車屋でも同じことで、そもそも軽自動車用(自光式)の存在さえ知らないというセールスマンも存在するという。
いまやファッション性のために、という認識が強い自光式。文字枠のみが白に光る軽自動車用は、文字全体が緑に点灯する普通車用に比べて(点灯時の嫌味がなく)スマートな印象を与えてくれる。
自光式ナンバーの取得はインターネットで手続きすることも可能。費用は、ナンバープレート発行料の約5,000円(希望ナンバー 約6,600円)と、照明器具代の約16,000円~が必要だ。
余談だが自動車使用の本拠を示すナンバープレートの地名は、全国で116にもおよぶ(2018年12月現在)。2020年4月からは17地区が追加されることになるそうだ。
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