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業界ニュース 2018.12.15

BMWネスってなんだ?──超ドレッシーなスーツに生まれ変わった新世代の8!

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やっぱりこの路線で来たか!

改めてそう思わされたのが新型8シリーズ、実に19年ぶりに登場したBMWのフラッグシップクーペである。小沢はラッキーにも実車にいち早くリスボン郊外で乗ることが出来たのだ。

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BMWにとって「8」は特別な存在だ。一時、中国のモーターショーで「9」が提案されたことがあったが、やはり8こそが現ラインナップにおけるトップオブトップ。BMWは偶数ネームモデルが2ドアであったり、華やかで挑戦的な車両だったりを意味するので、そういう意味でも相応しい。

そして今回最も注目すべきはある意味過去との大胆な決別だ。8シリーズの初代モデルは1990年から1999年までの長きにわたって作られたが、正直、BMWの象徴としてはさほどハマってなかったようにも見える。

最大のポイントはそのスーパーカーコンセプトだろう。ぶっちゃけ初代はある意味、ポルシェや下手するとフェラーリをも意識していたと思う。それは心臓部として選べたV12気筒エンジンもさることながら、なによりもボディデザイン。特にフロントのリトラクタブルヘッドライトと小さなキドニーグリルを見ればわかる。スバリ、初代はフェラーリに負けないレベルのBMWを目指したのではないか? と。

ところが乗ってみるとやはりトコトンBMW。独特のシルキースムーズなエンジンにトゲのない走り。BMWはスーパーカーの幻想に囚われすぎていたのかもしれない。

そこで肝心の2代目だが、見れば一目瞭然、どっからどうみてもザ・BMWだ。メチャクチャ薄っぺたいとはいえ横幅の約半分を占める低い一体型キドニーグリルに、ツリ目ヘッドライト。サイドウインドウ後端はハネ上がったホフマイスターキンクのデザイン処理。

一方で全体の凝縮感もハンパない。全長×全幅×全高は4855×1900×1345mm(日本仕様)は実は現行6シリーズより40mmも短く、25mm低い。弟分よりぶっちゃけ小さいのだ。

同時に放つエロさも今までにないレベルだ。ノーズは今までにないほど低く絞られ、キャビンも恐ろしく寝ていてルーフは印象的なダブルバブルデザイン。オマケに試乗モデルはオプションのカーボンルーフを備え、リアのヌメッとしたフェンダーラインもなかなか。BMWらしい象徴的ディテールを持ちつつ、イタリア車なセクシーさを盛り込んだという意味においては、初代を超えたとも言える。

結果、実用的にはラゲッジ容量こそ420リットルと余裕だが、リアシートは身長176cmの小沢が座ると頭が天井に付き、ヒザ回りもタイト。ぶっちゃけ中身よりスタイルであり、完全に走り優先の2 2ボディなのだ。

また標準でLEDヘッドライト、オプションで600M先まで照らせるレーザーライト付きアダプティブLEDが選べたり、インフォテインメントシステムも標準で10.25インチワイドモニター付きの最新型オペレーションシステム7.0や、従来から16%視野が拡大したヘッドアップディスプレイを備えたりするなどハイテクも山盛り。

まさにエロさと新しさを備えたハイエンドクーペなのある。

そしてさらに乗ってみるとこれまたやっぱりBMW風味だから面白い。確かにボディは耐久レーサーのM8やM8GTEと共同開発された、アルミとマグネシウムとカーボンプラスティックを組み合わせた複合マテリアルで、軽量高剛性で重心も低い。

エンジンも今回乗った「M850i xDrive Mパフォーマンス」はバルブトロニックと可変バルブタイミングのダブルVANOSを組み合わせた新開発の4.4LV8ツインスクロールターボを搭載し、ピークパワー&トルクは530hp&750Nmとハンパない。実際、0→100km/h加速は3.7秒とちょっとしたスーパーカーレベルだ。

よって一瞬レーシングカーはだしのゴリゴリの走り味かと思いきやトコトン滑らか。それもドライビングモードをEcoプロ、コンフォート、スポーツ、スポーツ と切り替えていっても硬めながらに滑らか。ステアリングもやっぱり同様で乗り心地もゴリゴリ感はほぼ皆無。まさにBMWのM3セダンを、さらに研ぎすませたような味わいなのである。メチャクチャ速いけどやっぱりBMW風味という。

しかもそれは前後トルクスプリット式フルタイム4WDやアダプティブMサスペンション、最新4WS機能のインテグラルアクティブステアリングという最新のハイテクアシストの恩恵を十分に受けている。テクノロジーを排した古典では決してないのだ。

やはり餅は餅屋というべきか、新型は見た目も中身もトコトンBMW流。超スタイリッシュでドレッシーだが、やっぱりバイエルン生まれのスーツなのである。

華麗に見えてもクソガンコ。BMWはこの生き方しかないのかもしれない。

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(GQ JAPAN )

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