2017年6月19日、スバルは北海道・美深町にある「スバル研究実験センター美深試験場」のテストコースの改修することを発表した。
1995年に開設された美深試験場は、これまでは冬季雪上試験を目的とした開発拠点としてされ、総敷地面積361ヘクタールの中に、寒冷地走行試験のためのコースがあり、近年は高速走行路やハンドリング路なども追加され、通年でさまざまな試験を実施している。
スバルは、これまでの運転支援システム「アイサイト」をさらに発展させ、高度運転支援システムの開発を加速させるため、新たに高速道路のカーブ、高速道路の分岐合流、市街地を想定した交差点のほか、北米のフリーウェイを模した路面など、高度運転支援技術開発に必要となるテストコースを、美深試験場の中に新設することになった。テストコースは現在建設中となっている。
高度運転支援システムは、高速道路での自動車線変更を含むドライバー支援システムで、半自動運転となる領域のため、新たな機能が必要になってくる。例えば、高速道路での合流や分岐を、支援システムでもスムーズに行なうことができることや、市街地での左折や右折、横断歩道に対する危険の検知や回避の能力も求められるわけだ。こうしたテストを行なうことができるコースを新設するというわけだ。設備投資額は約30億円、2017年度下期に運用を開始する予定だという。
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