装いも新たに蘇った6本スポークの傑作
コンパクトクラス用ホイール戦線に異常アリ!
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過酷なモータースポーツフィールドにおいて、輝かしい実績を積み重ねて来たレイズ。想像を遥かに超越した極限状態の中から得られた様々なデータは強さ、軽さなど、アルミホイール本来の機能を追求して行く上での重要なリソースとなり、同社の製品作りの現場に余すところなく反映されている。
そのレイズのキャストシリーズにおける、フラッグシップブランドとして親しまれているのがグラムライツ。今回スポットを当てた『57C6タイムアタックエディション』は、スポーツカーフリークたちの間で非常に高い人気を誇りながら、一時ラインナップから姿を消していた57C6の正常進化版とも言えるモデルだ。
中でも目を引くのが、リムのエッジ部分に採用された同社伝統のタイムアタックカラーだろう。色使いが独特なら、その塗装方法も極めて独特だ。
通常、この種の塗り分けは一旦ベースカラーで全体を塗装し、部分的にマスキングをかけて行うのが一般的とされているが、タイムアタックエディションでは『Epro-coat』と名付けられた特許技術を投入。これは切削した塗り分け部分(アルミの地肌部分)に電気的に直接着色を施すもので、鮮やかな発色と引き締まった塗装面を再現している。これに加え、スポーク部分には『A.M.T.』と呼ばれる工芸品レベルの精緻なマシニング加工によるレイズロゴをプラス。
黒をベースとした赤の銘板に、レイズロゴが配されたセンターキャップはタイムアタックカラーと完璧にマッチング。しかも標準装備となっているのが嬉しい。表側からのはめ込み式となっているので、スパルタンな雰囲気を好むならキャップレスでの使用もアリだ。
なお、サイズ展開は15~17インチで、PCD100、4Hオンリーというコンパクトクラスにターゲットを絞ったもの。シンプルかつクリーンな6本の角型スポークフェイスのデザインはそのままに、ディテール面に現代的なエッセンスを取り入れた仕上がりは、かつての57C6を知らない新世代のユーザーにも大いに魅力的に映るはずだ。
価格:3万3500円~3万9500円
サイズ:15×5.0J~17×7.0J
カラー:ブラック/リムエッジDC+マシニング/Epro-Coat
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