30年の歴史を誇るマインズVX-ROM
ベース車を徹底研究して安全にポテンシャルを引き出す
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マインズのチューンドCP、そのスタートは1988年のこと。R31スカイラインのメインコンピュータ(ECU)を完全に解析し、独自のチューニングを施した“VX-ROM”を世に送り出したことに始まる。それ以降、同社はコンピュータチューンの最前線を常に走り続けているパイオニアだ。
R31スカイライン用の最初のVX-ROMから現在まで、すべてのコンピュータセッティングは一貫して新倉さんがひとりで行っている。デスクのまわりのEPロムとロムライターからも、30年の歴史がうかがえる。
30年の間にクルマやエンジンの制御は大きく変化した。ECUの記憶装置はROMからフラッシュになり、データ容量も大幅にアップ。さらに、CAN通信による車載ネットワークの採用により、制御は緻密かつ複雑化が進んでいる。その最先端と言えるのが、国産最強を誇るR35GT-Rのパフォーマンスを支える電子制御システムだ。
巷では1000psクラスのチューンドR35も多くなってきているが、マインズの基本的なチューンスタンスは“いかにパワーを出すかではなく、いかにレスポンスを良くできるか”。誰が乗っても速いというR35の魅力を損なわず、トラブルなく乗れる出力の目安は、ノーマル燃料系の限界となる600ps前後を推奨している。
マインズ新倉代表
「マインズが目指している“乗りやすく、壊れにくく、ピックアップよく”を実現するコンピュータチューニングで重要なのが、ベース車をしっかりと研究すること。特にR35は毎年のように加えられる改良をしっかり把握しておかないと、チェックランプの点灯やフェイルセーフモードに入ってしまうこともあります。VX-ROMの自慢のひとつは、そうした対策を完璧に行って純正搭載のあらゆる機能に対応していることです」と、マインズ新倉代表。
適合不良を避けるため、ECM、TCMは車載のものを書き換え。豊富なデータを生かして、装着パーツや仕様に合わせたリセッティングが施される。純正イモビや盗難防止システムなどにも支障なく、性能アップが味わえる。
続けて「基本的なリセッティング項目は点火時期、燃料、可変バルタイ、ブースト圧で、他に速度とクルーズコントロールリミットの変更となります。回転リミッターは無闇に上げてもリスクが増えるので、ノーマルミッション制御のなかでベストを追求しているんです」。
現在、VX-ROMのバリエーションは3タイプ。スタンダードタイプ(18万6000円~)は排気系がスポーツマフラー、吸気系が純正交換クリーナー程度までに対応するもので、最大ブースト圧1.1~1.2キロ設定でパワーの目安は580ps前後。TYPE-Xは1.3キロのハイブースト対応で、高効率な吸排気系パーツのほか大容量インジェクター装着と合わせて600psオーバーが狙えるスペック。それ以上のハイスペック仕様やレース車両などには、ワンオフで対応している。
なお、VX-ROMによるブーストアップの効果をフルに発揮させるために、ぜひ交換しておきたいのが強化タイプのアクチュエーター。不必要な過給圧のリーク防いで、ブースト圧の安定性が増すのだ。
さらにマインズでは、JASMA対応のフルチタンマフラー“サイレンスVXプロチタンII”をはじめ、排気系のラインアップも充実。仕上げの美しいカーボン製の各種エアロパーツも、マインズが得意としているもののひとつだ。
約30年に及ぶコンピュータチューニングで蓄積されたノウハウは、他の追随を許さぬもの。豊富なデータを生かしたVX-ROMとこだわり抜いたオリジナルパーツの組み合わせで、スマートでハイポテンシャルなR35に仕上げることが可能だ。
●取材協力:マインズ 神奈川県横須賀市林5-7-25 TEL:046-857-3313
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