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イベント 2019.3.6

フォーミュラEシーズン5 日本人ジャーナリストが大挙取材の香港ラウンドに向けて

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フォーミュラEシーズン5 2018/19

ここまで4戦が終了している。いよいよ今週末(3/10)の香港ラウンドには、多くの日本人メディアが取材に向かうという情報がある。それほど国内のモータースポーツ記者の間では注目されている次世代モータースポーツなのだ。

    【熱狂】STIモータースポーツDAY

だからフォーミュラEが面白い

注目される大きな理由のひとつは、自動車メーカーが大挙エントリーしていることがある。日産、BMW、アウディ、DS、ジャガー、マヒンドラ、ニオ。来季はポルシェとメルセデス・ベンツも加わり、さらにその裏側で支えるサプライヤーのボッシュ、ZF、シェフラー、マグナシュタイヤー、ロームにルネサスといった半導体大手も参戦している。それも全てEVの開発競争という背景があるからだ。

そして、「レースの面白さ」というピュアな大前提が成り立ちつつあることも挙げられる。これまでのマシンはレース中にマシンの乗り換えという珍事だったが、シーズン5からは通常のレースになった。45分プラス1周で競っている。

また、コース上に埋め込まれたアクティベートゾーン(アタックゾーン)を通過するとマシンの出力が上がる。これはゲームのマリオカートからのアイディアだと言っている。パワーは200kWが225kWになり、4分間継続する。これをレース中に2回使わなければいけないルール。当然、走りにくい場所に設置されるので、どのタイミングで通過するか、チーム、ドライバーの判断で決まる。

また、観客がパワーを注入できる「ファン・ブースト」も面白い。アプリを使ってファンであるドライバーに投票すると人気上位5名には、出力アップするパワーがもらえるというアディアも楽しい。残り23分を切るとそのパワーが使え、240kWなら6.6秒間、最大の250kWなら4秒間使える。*訂正:レース後半で5秒間ファンブーストの出力225kWが得られ、使うタイミングは各チームの自由。(3・13)

マシンは、これまで最高速は225km/h程度とされていたが、シーズン5からは280km/hまであがり、0-100km/h加速も2.8秒程度まで速くなっている。このように、かなりレベルの高いフォーミュラカーへと変身している。

さらに、レースは市街地というのも観客は見やすく、盛り上がる。サーキットへ足を運ぶハードルは下がる。そして市街地だけにコース幅が狭い会場も多く、そうなるとぶつかることも多い。そのためフルコンタクトのシーンは多発し、エキサイティングなシーンが毎ラップ繰り広げられているとうのも人気のひとつだ。

こうした、人気とならない理由が見つからないと言えるほど、フォーミュラEは見ていて興奮するモータースポーツなのだ。

まさに群雄割拠。絶対有利はマヒンドラか?

さて、シーズン5はサウジアラビアのリヤドで開幕した。毎レース優勝者が代わり、レース展開でも絶対有利のチームも存在していないが、初戦はBMWのダ・コスタ優勝。第2戦はマヒンドラのダンブロージオ、3戦目がヴァージンのサム・バードがそれぞれ勝ち、直前の第4戦メキシコではアウディのディ・グラッシが優勝と毎回チームもドライバーも入れ替わり、連勝はいない。ポイントスタンディングでも、結果的にこの4人が上位を占めているが、実際は混戦とみていい。

特に第4戦のメキシコラウンドでは1秒の中に15台のマシンがひしめき、予選タイムでは0.1秒の争いにまで接近してきているのだ。まさに僅差のレースになっているのだ。

注目の日産は、この第4戦で新人のオリバー・ローランドが予選トップタイムをマークし、ベテラン、セバスチャン・ブエミも4位に入る健闘をした。その後、スーパーポールという上位6台による最終予選では、ローランドは4位、ブエミは6位だったが、スタート直後にローランドは2位へジャップアップする走りを見せている。

しかし、日産はポイントスタンディングで13位ブエミと14位ローランドと今ひとつポイントを取りきれていない状況が続いている。また、開幕戦で速さをみせたDSテチータのディフェンディングチャンピオン、ヴェルニューと日本で育ったアンドレ・ロッテラーは8位、6位とここもいまひとつだ。

今のところの大注目はマヒンドラのヴェアラインとポイントリーダーのダンブロージオだ。開幕戦ではローゼンクビストが乗っていたがインディへ転向したため、ドイツ人のヴェアラインが第2戦から走っている。が、F-1経験がある24歳は、初のフォーミュラEでもその才能を見せている。

初体験の第2戦はノーポイントで途中リタイヤとなったが、第3戦では早くも2位でフィニッシュしている。そして第4戦では予選2位からスーパーポールでポールポジションを獲得し、決勝ではファステストラップも記録。レースは4位ゴールという結果で、現在ポイントランキングは5位につける健闘ぶりだ。

一方のダンブロージオは4戦全てでポイントを取り、開幕戦4位、第2戦で優勝、第3戦は10位、第4戦は4位で現在53ポイントでポイントリーダーとなっている。

ダンブロージオ、ヴェアラインを抱えるマヒンドラはインドの自動車メーカーでマイコン、半導体、パワーエレクトロニクス(インバーター)技術で日本のルネサスが参戦しているところも気になる。

また、振るわない成績だが、ストフェル・バンドーンはHWAチームで、ゲイリー・パフェットもDTMからフォーミュラEへ切り替えて参戦している。だが、これまで全戦でノーポイントだ。

HWAはメルセデスAMGの子会社で、DTM(ドイツツーリングカー選手権)ではメルセデスが獲得したタイトルは全てHWA所属のドライバーというエリート集団だ。パフェットはそのうちのひとりで2005年にDTMのリシーズチャンピオンを獲得している37歳のベテラン。

ストフェル・ヴァンドーンは国内のスーパーフォーミュラでも走り、ジェンソン・バトンの代わりにマクラーレン・ホンダのF-1シートを獲得したことは記憶に新しい。そのバンドーンも冴えない状況だ。

HWAはそうした実力者を抱えつつも、成績を出せていないが、チームはヴェンチュリーのパートナー、ZFからパワーエレクトロニクス、モーター、減速機を提供され参戦している。そのヴェンチュリーも成績はいまひとつで、フェリペ・マッサが第4戦でようやくポイントをゲットし、もうひとりのモルタラは第4戦で3位、第3戦で4位となり、ランキングでは10位につけている。

また、一方で2年前のシリーズチャンピンチーム、アウディのディグラッシは現在4位 、10位にダニエル・アプトというポジションだ。アウディのパワートレーンを使うサテライトチーム、エンビジョン・ヴァージンレーシングは3位にサム・バード、7位にロビン・フラインスという状況だ。

開発競争はどこだ?

フォーミュラEはパワーエレクトロニクスとモーター、減速機は自由に開発できるが、一方で、バッテリーは共通化されている。開発の領域としてはモーター本体に独自の技術を入れること、ステータの材料や銅線に関するノウハウ、組み立て、製造による効率化などが想像でき、またインバーターでは三相交流と思われるため、電流の流し方、流す速度、スイッチング素子コントロールのマイコンによる高速化、そして冷却ノウハウなどが想像される。

減速機や可変モーターなどの噂もあるものの、詳細は不明で、この先徐々に明かされていくものと思われる。

なにはともあれ、今週末の香港ラウンドへGO!そこでの見聞はここでお伝えできると思う<レポート:高橋明/Akira Takahashi>

フォーミュラEシーズン5 2018/19

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(Auto Prove 高橋 明)

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