’80~’90年代の王道「セド、グロ、シーマ」 カスタム内容はあえての”古き良き”を継承
10月22日、岡山国際サーキットで開催された「VIP STYLE MEETING」には、悪天候にもかかわらず300台以上のセダン乗りが集結。レクサス、トヨタ、ニッサンを中心に個性的なアレンジを施した愛車を披露した。 そんな会場内で、数多く目についたのは現行型もしくは先代型と、比較的に新しい年式のモデルたち。とはいえ、古き良きセダンの姿もまだまだ現役であった。しかも、印象的だったのはイマドキではなく当時の流行りを受け継ぐクルマが多かったこと。 いま見ると懐かしく、いい意味で味が出始めている元祖「VIPの象徴」。そんな”ナウい”ユーザーカーの「ニッサン編」を紹介しよう。
【日産VIPの代表格、シーマ、セド&グロ】
コチラのY31シーマは、最も人気の高かったパールカラーのボディに、ゴールドのエンブレムやマスコットエンブレムでアレンジ。 ディッシュデザインのホイールや、クリアウインカーなど、当時のトレンドを採用。今後、ますますいい味が出そうな1台だ。
こちらも同じくY31シーマ。ゴールドのデコラインでアクセントを加えているのだが、これも当時に流行した手法。モールの塗り分けと相まって、ボディをシャープに見せている。 また、VIPセダン定番の人気アイテムだった”ふさ”は、いまブーム再燃に。鮮やかなワインレッドのボディカラーが激シブな1台だ。
そのまんま90年代VIPとも言うべき、Y31グロリアもいい。張り出し系バンパーや重厚なサイドステップなど、角張ったシルエットとの相性は言うまでもなし。 また、Y31世代に共通して言えることだが、純正メッキは払拭しないが鉄則。最近の車種カスタムでは、ブラックアウトすることもありるが、これも90年代を引き立てる絶好のポイントだ。
なお、旧世代のニッサンVIPで印象的だったのがホイール。 OZレーシング、ケーニッヒ、エクィップなど、当時物の”いい”ホイールを履かせているのが好感。やはり、時代にあったデザインが似合うということだ。
Y32~Y34世代のニッサンも頑張ってました!
VG型のターボエンジンや、ヤンチャ感のあるシルエットは「これぞ日産のVIP」というもの。値ごろ感もあるので、比較的に若い世代のオーナーが数多くいたのも印象的だ。 バブリーなイメージは、いま見ると新鮮そのもので、現在の高級セダンにはないカッコ良さを感じさせてくれた。
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