2021年8月27日、スズキが発表した新型軽自動車の「ワゴンRスマイル」。その最大の特徴は、ワゴンRにはない両側スライドドアを採用したことだ。そのライバルとして挙げられるのが、同じく軽ハイトワゴンで両側スライドドア方式を取っているダイハツ ムーヴキャンパスだ。
そこで今回、明らかになったばかりの新型ワゴンRスマイルの価格も踏まえて、ムーヴキャンバスをガチンコ比較。「両側スライドドアの軽ハイトワゴン」対決を制するのは、果たしてどちらか。
思えば果断の名車だった…初代86/BRZはどこがよかったか? 何がすごかったか?? …全部???
文/吉川賢一、写真/池之平昌信、SUZUKI、DAIHATSU
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新型ワゴンRスマイルの価格は129万円スタート
新型ワゴンRスマイル「HYBRID X」。写真のボディカラーはインディゴブルーメタリック ホワイト2トーンルーフ
新型ワゴンRスマイルは、3つのグレード構成となっている。
ベースグレードとなる「G」、マイルドハイブリッドシステムを搭載した中間グレードの「HYBRID S」、LEDヘッドライトやLEDサイドターンランプ、インテリアにメッキガーニッシュなどが備わった上級グレードの「HYBRID X」だ。
車両価格は、「G」が129万6900円(2WD) ~142万円(4WD)、「HYBRID S」は147万2900円(2WD) ~159万6100円(4WD)、最上級グレードの「HYBRID X」は159万2800円(2WD)~171万6000円(4WD)。ベースと上級グレードは、約30万円の価格差がある。
ちなみにベースであるワゴンRのベースグレード「FA」は、116万円~(2WD/CVT)。同社のヒットモデルである軽スーパーハイトワゴンのスペーシアのベースグレード「HYBRID G」は、138万円~なのでワゴンRよりも13万円高く、スペーシアよりも10万円程安いスタートプライスとなる。
ワゴンRスマイルは、ワゴンRよりも広くて、スペーシアよりは背が低い、といった絶妙なサイズ感、かつ適切な価格設定になっているようだ。
車両価格は安く抑えつつ先進運転支援も充実
新型ワゴンRスマイルのインテリア。写真はダークグレーのファブリックシート表皮仕様。シンプルながら安っぽさはなくまとめあげられているのはさすが
総額200万円を超える軽自動車がバカ売れする時代ではあるが、やはりコストパフォーマンスの高さは気になるところ。
ワゴンRスマイルの場合、人気のオプションである、ACC(先行車追従型のアダプティブ・クルーズ・コントロール)やヘッドアップディスプレイなどが含まれる「セーフティプラスパッケージ」と、全方位モニター付メモリーナビ(9インチサイズ)を合わせた価格は23万1000円。これは、パッケージに含まれる内容を考えると、かなり割安。
人気のカラーリングである、ツートンルーフ塗装(4万4000円)とピュアホワイトパール(2万2000円)を選ぶと、さらに6万6000円の追加となる(HYBRID Xのみ)が、ここまで加算しても、ミドルグレードの「HYBRID S」(2WD)であれば総額177万円、上級グレードの「HYBRID X」(4WD)でも総額200万円だ(※諸費用は除く)。
ムーヴキャンバスの場合、車両本体価格も143万円と、ワゴンRスマイルよりも若干高く、ACCやヘッドアップディスプレイといった装備は用意されていない(自動ブレーキや車線逸脱警報といった機能をもつスマートアシストはある)。
ワゴンRスマイルのほうが、先進運転支援装備が充実しており、「コスパの高い」といえるだろう。
ライバルにはない魅力は「サマになるカッコ良さ」
ダイハツの軽ハイトワゴンでスライドドアを採用するムーヴキャンバス。価格は143万円からで全高は1655mmとワゴンRスマイルに近い
ムーヴキャンバスは、デザインなどが、どちらかというと女性向け。便利な両側スライドドア軽が欲しい男性ユーザー層としては、やや選びにくい。しかしこれまでは、そんなユーザーの受け皿となるモデルはなく、ファミリー感が強い軽スーパーハイトワゴンを選ぶしかないという状況であった。
そこに、男女を問わずサマになるエクステリアデザインの「軽ワゴン+両側スライドドア」という、ありそうでなかった最強の組み合わせで、ワゴンRスマイルは登場。
さらに、グリルやデカール、ガーニッシュ、インテリアのシートカバーなどを入れ替えてキャラ編をした、「ブリティッシュスタイル」、「エレガントスタイル」、「カリフォルニアスタイル」、「モダンスタイル」の4つのコーディネートを用意しているのもポイントが高い。
ムーヴキャンパスの「可愛さ」に対し、「サマになるカッコ良さ」を持っているのが、ワゴンRスマイルだ。
◆ ◆ ◆
スズキは、どのクルマをとっても、コスパの高さが際立っている。そして、スペーシアギアやハスラーのような、「濃いめキャラ車」の企画が、非常に上手い。
限られたリソースで、最大限のアウトプットを出すスズキ車からは、今後も目が離せない。
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