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トヨタ「ランクル40系」が1000万円!? 39年落ちとは思えぬ超極上車とは

掲載 更新 19
トヨタ「ランクル40系」が1000万円!? 39年落ちとは思えぬ超極上車とは

■約40年前のランクルが1000万円の訳

「ヨンマル」の愛称で親しまれているトヨタの歴史的名車「ランドクルーザー(40系)」。
 
 近年海外市場でも人気が出ていますが、アメリカで1000万円近い価格で販売されている個体が見つかりました。

トヨタ「ランクル70」復活? ファン待望のディーゼル仕様で登場か

トヨタが1936年に初の量産乗用車である「AA型」を発売してから85年。数え切れないほどのクルマが登場しましたが、そのなかでももっとも長い期間同一の車名で販売されているのが「ランドクルーザー」です。

 現在、販売されているのは2007年に登場した200系ですが、2021年には次期型モデルが登場するといわれています。

 ランドクルーザーシリーズは、過酷な環境下にも耐えうるタフネスさが魅力で、世界中で実用的なモデルとしてさまざまな用途で活躍しています。

 70年におよぶ歴史のあるランドクルーザーは、旧モデルも根強い人気があり、なかでも1960年から1984年にかけて販売された「40系」は、近年海外オークションなどでも取り扱われるようになっています。

 ヨンマルの愛称で親しまれている40系ランドクルーザーは、おもに北米市場を意識して開発されたといわれています。

 その一端として、あくまでハードユースを前提としながらも、高速走行や日常使用の快適性にも重点が置かれています。

 40系には、ソフトトップ仕様やハードトップ仕様、ロングホイールベース仕様やピックアップトラック仕様など非常に多くのバリエーションが存在。

 なかでも、ランドクルーザーとして初となるディーゼルエンジン仕様が1974年に追加されたことは、特筆すべき点です。

 元来は特殊用途を想定したモデルであったにもかかわらず、日常的にも快適に利用できるモデルへと性格を変えたという意味で、この40系は長いランドクルーザーの歴史のなかでも非常に重要なモデルといえます。

 40系は、その後登場する「FJクルーザー」のデザインモチーフとなったことからも40系がいかに愛されているかがわかるでしょう。

■ほぼ新車? フルレストアされた40系をフロリダで発見!

 クラシックカーの相場が世界的に値上がりするなか、40系も例外ではありません。

 国内の中古車市場では300万円から400万円程度で取引されている40系ですが、米国・フロリダの高級車専門店では、9万ドル(約986万円)のプライスタグが付けられた個体が発見されました。

 この個体は、1982年式のソフトトップ仕様車で、カリフォルニアにあるランドクルーザー専門のレストア工房でフルレストアされて以降の走行距離は驚きの20マイル(32km)です。

 レストアの内容は徹底しており、ナットやボルトに至るまでを完璧に修復しています。

 また、シャシからボディを取り外したうえで、亀裂や破損がないかを細部まで検査し、各部を修復および交換しています。ボディはトヨタ純正のファクトリーペイントを使用し、塗装されています。

 インテリアも、各シートはビニール素材を使用して張り替えられ、各部品はトヨタ純正のパーツに交換されています。

 また、快適性を高めるためにヴィンテージエアコンと暖房ユニットが追加されました。

 圧巻はエンジンです。純正の4.2リッター6気筒直列エンジンは、すべてトヨタの純正部品を使用したうえで、オリジナルの設計図をもとに再製造されています。

 サスペンションは5インチのリフトアップ仕様に換装され、エキゾーストシステムもワンオフのステンレススチール製のものとなっていますが、それ以外はほとんどオリジナルのままを保っているといえるでしょう。

 この40系ランドクルーザーを扱うのは、フロリダの高級車専門店です。パガーニ「ウアイラ」やクラシックフェラーリといったラインナップのなかに、40系ランドクルーザーが見られるのは、日本人としてはちょっと誇らしいことかもしれません。

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みんなのコメント

19件
  • 多分ほとんどの若者はエンジンのかけかたを知らない。
    四駆もパーマネントじゃないよ。車降りてやるんだよ。
  • 親父がソフトトップに乗ってました 北国だったので後席用にヒーター追加して乗ってましたよ 懐かしいです
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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