レッドブルのマックス・フェルスタッペンは、F1アメリカGPの舞台であるサーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)について、路面のバンピーさは「F1レベルではない」と考えている。
COTAは2輪のMotoGPアメリカズGPの舞台でもあるが、ドライバーとライダー双方から路面のクオリティに対する不満が噴出しており、このサーキットでの対処すべきテーマとなっている。
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こうした批判を受け、COTAはすでに2022年に一部のエリアを舗装し直し、今回のレースに向けてはターン12とターン14~16でさらなる再舗装を行なっている。
しかしフェルスタッペンは、路面の”オーバーホール”が必要だと考えているようだ。
「(再舗装の)やり直しが必要だと思うよ。今はラリーカーの方が適しているように感じるからね。ジャンプしたり、バウンドしたりしてしまっている」
「F1マシンに関しては、ダウンフォースのおかげで地面に釘付けになってしまっているから、あまりそうは見えないかもしれないけど、場所によってはバンプがあったり、ジャンプしたりする。それが酷すぎるんだ。F1レベルじゃないと思う」
「僕はこのコースが大好きだよ。レイアウトは素晴らしい。でも絶対に新しいターマックが必要だし、今後に向けて大幅にスムーズにする必要がある。僕たちはすでに数年前からそれを求めていたのに、実際には実現されていなかったからだ」
2022年に車高が低いグラウンドエフェクト・カーになってから、バンプはF1にとってより大きな懸念となった。今回のアメリカGPでフェルナンド・アロンソ(アストンマーチン)がリタイアしたのも、マシンが底づきしたことが一因となった。
「このコースは残酷だ。本当に厳しいよ」
そうアストンマーチンのマイク・クラック代表は語った。
「フロアの一部、右側のフロアが長さ50cmほど壊れて無くなってしまっていたんだ」
「ここはハードなサーキットだというのは分かっていたから、あらゆるモノを強化していたんだ。ブレーキダクトやディフレクターなど、強化できるものはすべてね」
レース後の車検で、ルイス・ハミルトン(メルセデス)とシャルル・ルクレール(フェラーリ)がプランクの削れすぎで失格となったのも、COTAの路面と無関係ではないだろう。
また今回のアメリカGPはスプリント・フォーマットでの開催となったため、金曜日の予選開始時点でパルクフェルメ規定が適用された。そのため、グリッドポジションを失うことなくプランクの摩耗を考慮したセットアップ変更をすることはできなかった。
決勝レースのリザルトから除外される前、ハミルトンは次のように語っていた。
「バンプはサーキットに個性を与えるから好きだけど、あまりにも多すぎる」
「GPDAに所属するドライバーとして、僕たちはオープンに話し合って彼らの手助けをしたい。コストがかかるから、コース全体ではなかったとしてもね」
「例えば、最終コーナーからスタートラインまではスムーズだ。しかし、他に補修して改善できる部分は確実にある」
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