かつてテクニカルディレクターとして黄金時代のフェラーリを率い、現在はF1のモータースポーツ担当マネージングディレクターを務めるロス・ブラウン。彼はマックス・フェルスタッペン(レッドブル)について、世界チャンピオンになるためには、自分のミスから学習しなければならないと語った。
フェルスタッペンは、F1メキシコGP予選で最速タイムを記録したものの、黄旗無視で3グリッド降格ペナルティを受けた。
レースでは、スタート直後のターン1~2でルイス・ハミルトン(メルセデス)と接触。さらにその後、バルテリ・ボッタス(メルセデス)とも絡みタイヤをパンクさせてしまった。これで大きくポジションを落としたものの、ハードタイヤでオーバーテイクを連発し挽回、最終的に6位で”ジェットコースター”のような週末を終えた。
ブラウンは自身のコラムの中で、「マックスはいくつかのミスを犯し、多大な犠牲を強いられた」と語った。
「土曜日、ボッタスがQ3でクラッシュした後、マックスは黄旗を無視し、スピードを落とさなかったことを公然と認めた」
「その後、日曜日には1周目にハミルトンと交錯した。数周後にはスタジアムセクションでボッタスをパスしようと、やや野心的な動きをしてパンクを喫した」
「ハードタイヤで66周を走り、20番手から6位まで挽回したこともほとんど慰めにはならない。彼は若さを露呈した。だが彼はまだ22歳であり、改善の余地は十分にある」
「重要なことは、自分のミスから学ぶことだ。これは50歳であっても、22歳であっても当てはまることだろう」
「ルイスがやってみせているように、勝たなければいけないレースに勝ち、そうでないレースも勝ち獲らなければいけない。それが世界チャンピオンになる方法なんだ」
ブラウンは、速さではフェラーリに劣っていながらもメキシコGPで勝利を収めたハミルトンとメルセデスを称賛した。
「彼と彼のチームは、たとえ最速のパッケージを持っていなくても勝つことができると証明した。過去5年間、それは稀な状況だったのにも関わらずね」
「ルイスは1ストップ戦略を選択したこと、トラックポジションが最も重要だという認識のおかげで勝つことができた。これらの要因が、ルイスの持つタイヤ管理能力と相まって、見事な優勝につながった」
「ある意味で、このレースはシーズン全体を反映している。今年は、ハイブリッド時代に入ってから初めて、メルセデスの技術的優位性が揺らいでいる年だが、同時に(メルセデスの)ドライバーとチームは持っているパッケージを最大限に活用し、思いがけない状況や他人のミスを利用する方法を見つけた。レコードブレイク(メルセデスのダブルタイトル6連覇)はそうやって達成されたんだ」
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