BMWの新たなラグジュアリー・フラッグシップ。SUVの頂点となる3列シートモデル
X7は、Xシリーズの最高峰、つまりBMWのフラッグシップSUVとしてデビューした。これまで「SUVの乗用車化」を牽引してきたのはBMWブランドだ。だが、従来の最高峰SUVはX5もしくはクーペのX6だった。これらはセダンでいうところの5シリーズ・クラスだ。
「新型モデル試乗」M235iグランクーペに見るBMWの華麗なる戦略
一方、アウディやメルセデス・ベンツといったドイツのライバル勢は、Q7やGLSクラスといった「巨艦」を早々に送り出しており、ラグジュアリーSUVの「定番」として認知されていた。どうしてBMWに最上級クラス、つまり7シリーズに相当するSUVがなかったのか、そちらのほうが不思議なくらいだった。
満を持して登場したX7は、BMWの新たなラグジュアリー性を表現するモデルにもなった。象徴的なのが巨大なグリルデザインだ。当初、このフロントマスクを見て嫌悪感を抱いたクルマ好きは少なくなかった。BMWファンの間にも賛否両論あった。ところが、ブランド首脳陣は「それでいい」という。八方美人ではなく、少数派でもいいから熱烈に支持されたい……真のラグジュアリーは個性から生まれる、という判断らしい。
重厚なライドフィール。速度を上げるほど快適さが際立つ!
それにしてもその偉丈夫ぶりには恐れ入る。ボディサイズは全長×全幅×全高5165×2000×1835mm。グリルのみならず、全面的に大きい。プラットフォームはX5と共通ながら、3列シートSUVとしてスペース性を追求。スポーツブランドの超高級SUVが増える中、正統派の上質SUVとして目立つ存在になった。
日本仕様には2種類のパワートレーンが用意される。3リッター直6ディーゼル(265ps/620Nm)の35dと、 4.4リッター・V8ツインターボ(530ps/750Nm)のM50iだ。販売の主力は35dだろう。
果たして…… X7・35dの走りは、BMWのフラッグシップSUVにふさわしい仕上がりだった。
インテリアの豪奢な雰囲気に目を見張ったのもつかの間、動き出した瞬間から重厚なライドフィールに感動する。重たいわけではない。十二分なトルク性能のおかげで大きなサイズを感じさせないドライブフィールだ。けれども、落ち着き払っている。密度の濃い走りとでもいおうか。
速度を上げるとフラット感がどんどん増していく。4輪アダプティブエアサスとカメラで路面状況を先取りするエグゼクティブドライブプロの恩恵だ。あまりの心地よさに同グループのロールスロイス・カリナンを思い出してしまった。走りのたおやかさは、確実に7シリーズを上回る。
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