2023年F1第9戦カナダGPの予選が行われ、6~10番手のドライバーが土曜日を振り返った。6~10番手のドライバーはエステバン・オコン(アルピーヌ)、ランド・ノリス(マクラーレン)、カルロス・サインツ(フェラーリ)、オスカー・ピアストリ(マクラーレン)、アレクサンダー・アルボン(ウイリアムズ)だ。
なお8番手のサインツはQ1終盤にアタック中のピエール・ガスリー(アルピーヌ)を妨害したとして、3グリッド降格ペナルティを科された。暫定グリッドは11番手となっている。
【F1カナダGP予選の要点】難コンディションのQ2でトップタイム。チームの期待に応えミスのない走りを披露したアルボン
■アレクサンダー・アルボン(ウイリアムズ・レーシング)
予選 10番手
ハッピーだ。まず僕たちはペースがよかった。Q1では6番手で、いい感触だった。Q2ではスリックタイヤでリスクを冒す必要はなかったけど、僕たちはそうすることにした。実際、みんながインターで出てくるのを見たときはかなりビックリした。でもなんとか走り切ってトップタイムを出すことができたのは素晴らしかった。
Q3では急に水量が増えて、タイヤを機能する状態にもっていくのが大変で、難しい展開になった。雨が強まるとストレートでタイヤがかなり冷えてしまう感じがあり苦労したんだ。本当に残念なのは、最終コーナーに入るときにタイヤの温度が下がって、ミスをしてしまったことだ。複雑な気持ちだが、これまでの週末を考えると素晴らしい予選結果であり、チームとして着実に進歩していることを示している。
■オスカー・ピアストリ(マクラーレンF1チーム)
予選 9番手
9番手、そして望んでいたような予選の終わり方ではなかった。パフォーマンスの観点ではどれだけ余力があったかはわからないが、このように予選を終え、チームの仕事を増やしてしまうのは決して望ましいものではない。チームは明日に向けて準備を整えるために一晩中作業することになるだろうから、そのことに感謝したい。
それ以外の点では、適切なタイミングで適切な判断を下し、全体として力強い予選を行うことができたと思う。ただただあのような結果に終わってしまったのが残念だ。明日に向けて自信はあるし、ポイント圏内をキープしたい。
■カルロス・サインツ(スクーデリア・フェラーリ)
予選 8番手
とても厳しい予選だった。FP3のインシデントの後、チームの皆が素晴らしい仕事をして、マシンを作り直してくれた。Q1とQ2では少しずつ自信を取り戻していくことができ、うまくまとめてまずまずのラップを走ることができた。
Q3でプッシュしようと思っていたが、残念ながら赤旗が出てしまい、その後に雨が激しくなったため、タイムを向上させて、よいポジションをつかむことができなかった。
スタートポジションは理想的ではないけれど、明日はポジションを上げるためにベストを尽くしていく。
■ランド・ノリス(マクラーレンF1チーム)
予選 7番手
トリッキーなコンディションのタフな1日だった。もう少し上でフィニッシュすることができなかったのが残念だ。2周走りきれていればグリッド位置は上がっていただろうけど、そのチャンスはなかった。Q1とQ2ではすべてがうまくいき、とても満足している。コンディションに対応し、ソフトタイヤを装着することができていい仕事をした。Q3はたった1周したところで終わってしまい、それがすべてだった。2周か3周すれば2番手か3番手になれたと思うが、1周では他のドライバーたちと同じようにはいかなかった。
■エステバン・オコン(BWTアルピーヌF1チーム)
予選 6番手
明日6番手からスタートできることは、このコンディションやこれまでの厳しい週末を考えれば、非常にいい結果だと思う。今日の予選は決して楽なものではなかったので、すべてのセッションで完璧にマネジメントしてくれたチームの功績だ。僕たちは今は明日に向けて集中しているが、ウエットでもドライでも、この週末は周回を多く重ねて準備することができなかったことを十分承知している。とはいえ、クルマとチームには自信があるので、レースが終わった時にたくさんポイントが獲得できていることを望んでいるよ。
最後に、豪雨にもかかわらず大勢集まってくれた観客に感謝したい。みんなの姿は見えていたし、コースのあちこちでその応援を感じることができた。彼らのためにも明日は素晴らしいショーを見せたい。
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