アルファタウリのダニエル・リカルドは左手の骨折によりF1を欠場中だが、第18戦カタールでの復帰も厳しいかもしれない。
リカルドはF1オランダGPの初日にクラッシュし、左手の中手骨を骨折。手術が必要となり、彼の代役にはリアム・ローソンが起用された。リカルドは今週末行なわれている第17戦日本GPも欠場。4戦連続でローソンがアルファタウリからF1に出走している状況だ。
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復帰時期については10月6~8日に開催される第18戦カタールGPとなる可能性があると見られていたが、チームは回復のためにさらに時間を与えることを考慮しているようだ。
トラックサイド・エンジニアリング責任者のジョナサン・エドルズは、リカルドの手の可動性やその他の残る影響を評価するため、シミュレータプログラムを計画しており、復帰を急がせるつもりはないと語っている。
「彼はまだ回復途上にある。まだしばらく先の話だし、目標は立てたくはない。回復はちゃんと進んでいる。我々としては、復帰の前にいくらかシミュレータ作業に取り組むことを計画している」
「我々としても彼としても、あまり復帰を急がせる理由はないと思う。最悪なのは完治する前に復帰して、問題を起こしてしまうことだろう。だから注意しないと」
「シミュレータはクルマを非常によく再現している。最終的な決断は我々よりも彼が下すことになると思う」
「痛みや回復がどんな具合なのか、それは彼が他の誰よりもよく理解しているだろう。我々は彼に復帰のプレッシャーはかけていない。現時点で、我々は優秀なドライバーを3人確保しているんだ。だからあまり急いではいない」
「彼が完全に回復することに焦点を合わせている。だから彼が復帰しても、その事は話題にすらならないだろう」
エドルズは現在代役を務めているローソンについては、急な招集だったにも関わらず、F1キャリアを堅実にスタートさせ、チームに好印象を残していると評しており、今後も彼との作業を楽しみにしているという。
「彼は非常に素早くスピードを発揮してきた。ユウキ(角田裕毅/チームメイト)は彼を今も上回っているが、それは経験もあり予想されたことだ。ただ、彼が(シンガポールGPで)Q3へ進出し、競争力もピカイチではないマシンでこんなに早くポイントを獲得してきたことは紛れもない事実だ」
「これまでのドライバーと比べても、彼は上位にいるし、ポテンシャルがあると思う」
「ダニエルの回復を待つ間、彼と一緒にさらにレースをできることを、我々皆が楽しみにしていると思う」
なお、リカルドの復帰が第20戦メキシコシティGP後まで遅れるような場合は悩ましい事態となるだろう。ローソンは現在、スーパーフォーミュラのランキング2番手につけているが、シリーズ最終ラウンドとなる第8・第9戦鈴鹿がメキシコシティGPと同じ週末の10月28~29日に開催されるためだ。
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みんなのコメント
願わくば、角田はRB昇格。
ATはリカルドとローソン。