2020年、新型コロナウイルスの影響により、財政的に大きな打撃を受けた各F1チーム。この状況を打破するため、2021年に予定されていた新規則導入を1年後ろ倒しし、2020年のマシンを引き続きもう1年使うことを決めた。
この2021年用マシンは、基本的な部分の開発が凍結されているため、チーム間の勢力図には大きな影響を及ぼさないと考えられていた。しかしいくつかの部分では開発が可能であったり、規則が変更されているため、これが各マシンのパフォーマンスに大きな”変革”を与える可能性があると言われ始めている。
■レッドブルRB16の問題点は「メディアによって誇張されていた」とフェルスタッペン
これに最大の影響を与える可能性があると言われているのが、新しいフロアのレギュレーションだ。同一レギュレーションが長く続いているF1では、年々マシンのダウンフォース発生量が増加……これに伴いタイヤにかかる負荷も増しているため、これを打破すべく、リヤタイヤ直前のフロアの面積を減らしてダウンフォースを減らそうとしているのだ。
そしてこの変化が、メルセデスもしくはレッドブルのコンセプトを揺るがす可能性があるという。
当初はダウンフォースは減るものの、それほど大きな影響はないものと考えられていた。しかし実際には、非常に重要な変化であるという。
アストンマーチン(昨年までのレーシングポイント)のテクニカルディレクターであるアンディ・グリーンは、昨年の段階で新たなフロアの影響を検証した後、次のように語った。
「これは大きな変化だ。信じられないほどだ。フロアに生じる小さな変化は、マシンのパフォーマンスに大きな影響を及ぼす」
「フロアだけを再開発すればいいというモノではない。残念ながら、その影響を補うためには、マシン全体の空力を再開発する必要がある」
レッドブルは、大きなレーキ角(マシンが前傾姿勢になる形。フロアの前端は路面に近く、逆に後端は路面からかなり高い位置にある)を持つ傾向にあるため、今回のフロア規則の変更の影響を最も大きく受けるのではないかと考えられていた。しかし一部では、レッドブルよりメルセデスの方が、このレギュレーション変更の影響を大きく受けるのではないかと言われている。
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
みんなのコメント