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ハジャーの優勝が取り消し。スタート直後の多重クラッシュによりペナルティで降着に……スタネックF2初優勝&宮田5位に|F2メルボルン・スプリントレース

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ハジャーの優勝が取り消し。スタート直後の多重クラッシュによりペナルティで降着に……スタネックF2初優勝&宮田5位に|F2メルボルン・スプリントレース

 FIA F2の第3ラウンド、メルボルン戦のスプリントレースでトップチェッカーを受けたアイザック・ハジャー(カンポス)は、スタート直後に起きたクラッシュの原因を作ったとして、10秒のタイム加算ペナルティを科されることになった。

 これによりハジャーは6位に落ち、優勝はローマン・スタネック(トラインデント)が手にすることとなった。スタネックはこれがF2初優勝。2位にはデニス・ハウガー(MPモータースポーツ)、3位にはクシュ・マイニ(インヴィクタ)が繰り上がった。また宮田莉朋(ローディン)も5位になった。

【リザルト】FIA F2メルボルン スプリントレース結果(随時最新情報に更新)

 3番グリッドからスプリントレースに挑んだハジャーは、シグナルが消えると抜群の動き出しを見せ、ポールポジションスタートのスタネックに迫っていった。その時、コース右側に進路を変更。この走行ライン変更により、チームメイトのジョセップ・マリア・マルティとインヴィクタのガブリエル・ボルトレトの進路を妨害。2台は絡み合うように接触し、コース脇のウォールに激突してしまった。

 この時の状況について、ハジャーはレーススチュワードの聞き取りを受ける前に、次のように語っていた。

「良いスタートが切れたから、僕はローマンを抜こうと思ったんだ。でも、僕の右側で起きていることが分からず、接触してしまった。それだけだったんだ」

 最終的に後続に6.8秒の差をつけてレースを走り切ったハジャーだが、ペナルティを受けた時のことを考えてレース中に飛ばしたわけではないと説明する。

「レース中はペナルティのことなんて全く考えなかった。ただ、自分のペースで走っただけだった。スチュワードがどう判断するか、それを見てみよう」

「マシンに乗っている時は、何が起きたのか分からない。ただレースをリードすることだけに集中していたんだ」

 なおスチュワードはハジャーにペナルティを課すことを決めた理由を、次のように説明した。

「10号車のドライバー(ボルトレト)は、20号車(ハジャー)と21号車(マルティ)がいずれも自身よりもスタートが良かったと説明した。そして21号車が自分と追い越そうと、左に動いているのを見たとも認めた」

「彼はまた、21号車に十分なスペースを残すために、ステアリングをまっすぐにしていたが、突然マシンの左側に強い衝撃を感じたと説明した」

「21号車のドライバーは、発進がうまくいき、10号車と20号車の間に隙間ができたので、2台をオーバーテイクすることを試みたと説明した」

「彼はまた、フロントアクスルが10号車の横にあった時、隙間がなくなり、大きな衝撃を感じたとも説明した」

「20号車のドライバーは、21号車と接触した際、コース左側からほどんと動かなかったと説明した。また、チームメイトが横にいるのが見えなかったことも認めた」

「映像証拠によれば、レーススタートから数秒後、20号車は21号車がすぐ横にいるのに気付かずに、23号車(スタネック)の右に大きく動いたことを示している」

「この動きにより、21号車は回避行動を取り、わずかに右に移動した。その結果、21号車と10号車が接触した。そして20号車と21号車の接触も発生した」

「スチュワードはこの衝突の主な責任は20号車にあると判断し、10秒のタイム加算ペナルティとペナルティポイント2を課すことを決めた」

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