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サンパウロで優勝のトヨタ8号車、今後は7号車の”サポート役”に? ハートレー「それが残りのシーズンの仕事になる」

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サンパウロで優勝のトヨタ8号車、今後は7号車の”サポート役”に? ハートレー「それが残りのシーズンの仕事になる」

 昨シーズンのWEC(世界耐久選手権)チャンピオンであり、第5戦サンパウロ6時間レースで勝利したトヨタ8号車のブレンドン・ハートレーは、今後のレースでは僚機7号車をサポートすることになるだろうと語った。

 サンパウロでは、予選フロントロウ独占を果たしたトヨタGR010 ハイブリッド。ポールシッターの7号車が快調にレースをリードしていたが、燃圧センサーの修復のために後退。代わって8号車がトップに立ち、2位のポルシェ6号車に1分以上の差をつけて優勝を果たした。

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 この勝利によってトヨタ8号車のセバスチャン・ブエミ、平川亮、ハートレーはランキング8番手から、首位と38ポイント差の5番手に浮上したが、ハートレーは残りの3レースで7号車のサポート役を演じることになると考えている。

 7号車の小林可夢偉とニック・デ・フリーズは、ランキングトップのポルシェ6号車と22ポイント差のランキング3番手につけているのだ。

「7号車の方がチャンピオンシップで有利な位置にいるし、これからのレースで彼らをサポートすることになると思う。それが今シーズンの残りの仕事になると思う」

「マニュファクチャラーズタイトルについても考えなければいけない。どうしてもトヨタが連覇したい。そこで自分たちの役割を果たさなければならない」

 ハートレーは、今回のレースでは7号車の方が速かったと認めた。そして燃圧のトラブルが発生し、サイドポッドのコントロールユニットを交換した際に3分のロスが生じなければ、彼らが優勝していただろうと付け加えた。

「僕たちが勝ったけど、今日は7号車の方が速かった」

「彼らはセットアップの方向性が違っていた。彼らは僕たちより速かったし、タイヤの減りも少なかった」

 先月のル・マン24時間レースを前に負傷し、今回が復帰戦となったマイク・コンウェイが7号車のスタートを担当したが、序盤で8号車のハートレーを引き離していった。フルコースイエロー中に速度違反があったとしてドライブスルーペナルティを科されてしまったものの、それでもトラブルが起きるまでレースの主導権を握り続けたのだ。

 トラブルから復帰した後も、7号車はデ・フリーズと小林が猛烈な勢いで追い上げ、4位でチェッカー。凄まじい速さを見せた。

 ハートレーはダブルスティントの終盤に、タイヤのグリップが「崖から落ちてしまった」と説明した。

 サンパウロでは力強いレースを展開したトヨタ勢だが、敵も然る者。ポイントリーダーの6号車がポルシェ2位となった上、チームメイトの5号車も3位に入った。

 今回は5、6位に甘んじたフェラーリ勢も含め、今季残りのレースでも激しい争いが繰り広げられていくだろう。

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