F1の2021年シーズン前半戦を締めくくる第11戦ハンガリーGP。そのフリー走行1回目でトップタイムをマークしたのは、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンだ。
ハンガリーGPを開催するハンガロリンクは“バリアのないモナコ”とも呼ばれるほど高いダウンフォースが要求されるサーキットだ。メルセデスのルイス・ハミルトンはハンガリーを得意としており、通算99勝のうち8勝をここハンガロリンクで上げている。
■フェルスタッペン、メルセデスの大はしゃぎに不満残る「アレが彼らの”本性”」
FP1の天候は晴れ、気温30度、路面温度は53度と例年通り暑いセッションとなった。そのため、各チームは冷却を考えコックピット横に追加でルーバーを設けるなど対策を施している。
60分のセッションが始まると、多くのマシンがハードタイヤやミディアムタイヤを履いてサーキットの感触を確かめた。フェルスタッペンのマシンには、前戦イギリスGPで51Gという大クラッシュを経験したパワーユニットが搭載されていたが、順調に周回を重ねるなど、事故の影響を感じさせない走りを見せた。
40歳になって初のグランプリ週末を迎えたフェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)はターン3出口、アルファタウリ・ホンダの角田裕毅はターン9でスピンを喫し、ハードタイヤにフラットスポットを作ってしまった。
セッション30分を残すところで、多くのマシンがソフトタイヤを投入してのパフォーマンスランを開始した。各車がソフトタイヤでタイムを上げる中、レッドブル・ホンダ勢はハードタイヤでマイレージを稼ぎ続けていた。
角田は、残り17分というところでターン4でスピン。2度目はランオフエリアで止まりきれず、リアからウォールに当ててしまった。幸いドライバーに怪我はなく、見た目上マシンにも大きな損傷はないが、角田のフリー走行1回目はここで終了となった。
角田のクラッシュにより赤旗が提示されたが、セッションは直ぐに再開された。路面温度が57度まで上昇する中、レッドブル・ホンダ勢もライバル勢から遅れて新品のソフトタイヤを投入した。
フリー走行1回目をトップで終えたのは、1分17秒555をマークしたフェルスタッペン。2番手には0.061秒遅れの1分17秒616を記録したメルセデスのバルテリ・ボッタスがつけ、チームメイトのハミルトンを0.106秒上回ってみせた。
4番手にはフェラーリのカルロス・サインツJr.、5番手にはアルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリーが並んだ。6番手にはここ数戦好調さを見せているアロンソがつけた。
フェルスタッペンの僚友セルジオ・ペレスは、トラフィックに引っかかった影響もあってか、1分18秒466で8番手とフェルスタッペンから0.911秒離されることになった。
クラッシュで一足早くセッションを終えた角田は、最終的に1分18秒770で12番手となった。
予選が行なわれる土曜日と決勝レースが行なわれる日曜日は雨の予報となっている。マシン差が出にくいウェット路面になれば、面白い予選・決勝が見られるかも知れない。予報が的中するかは、まさに”神のみぞ知る”だが、FP2以降も目が離せないことは確かだろう。
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