2024年F1第9戦カナダGPの決勝レースが行われ、キック・ザウバーのバルテリ・ボッタスは13位、周冠宇は15位でレースを終えた。
■バルテリ・ボッタス(ステークF1チーム・キック・ザウバー)
決勝=13位(70周/70周)
ピットレーン/タイヤ:インターミディエイト→ミディアム
なかなか楽ではない一日だった。こういう天候とコンディションに合うように予選後にクルマのセットアップを変えたが、その選択は正しかったと思う。実際、前日よりやや強いダウンフォースを引き出すことができたのだから、トライをして良かったんだ。
インターミディエイトでステイアウトしたのも、正しい判断だった。その後、スリックに履き替える時にはアグレッシブに行ったけど、あれは1周早かったかもしれない。結果として今日はトップ10に食い込めなかったが、僕のペースを考えると、これよりもっと上のポジションには手が届かなかったと思う。コース上で順位を上げられたのは、他のドライバーのミスやリタイアによるところが大きかったんだ。
今後に目を向けると、このクルマをさらに速くするために、アップグレードの投入に取り組み続ける必要がある。近く大規模なアップグレードが予定されていて、それが進歩へのカギになるものと期待している。バルセロナでのレースも接戦になるだろう。次戦に向けて、いろいろと宿題があるのは承知している。まず最初のステップは以前のようにQ2に残ることで、そこからさらに上を目指したい。
■周冠宇(ステークF1チーム・キック・ザウバー)
決勝=15位(69周/70周)
ピットレーン/タイヤ:インターミディエイト→インターミディエイト→ミディアム→ミディアム
今回もまたタフなレースになったし、それ以前に週末全体がチャレンジングだった。レース中にはずいぶんいろいろなことが起きたが、僕にとって、特に後半戦は孤独なレースになった。モナコの時と同様に、ブレーキングとコーナリングに関して、クルマを信じていけば大丈夫という感じが十分に得られなかった。こういう週末を終えた後には、しっかりと腰を落ち着けて問題点を分析し、バルセロナへ向かう前に対策を講じる必要がある。
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