もくじ
ー キドニーグリルは40%も大型化
ー 最強M760Li xドライブは585psと86.3kg-m
ー 世界最大の自動車市場に向けて
コンパニオン大特集(5) 東京オートサロン2019 画像70枚
キドニーグリルは40%も大型化
BMWは発表から3年が経った現行7シリーズに、モデル中期となるフェイスリフトを実施した。英国では2019年の4月にお目見えする予定となる。2017年にBMWの現CEO、ハラルド・クルーガーによって発表されたブランド戦略に沿ったデザインを反映している。インテリアのラグジュアリーさを高め、エクステリアデザインをよりフォーマルなものへとシフトさせようというものだ。
フェイスリフト前と同様に、2019年版の7シリーズにも標準ホイールベース・モデルとロングホイールベース・モデルがラインナップされ、ボディの全長はそれぞれ22mm延長。標準モデルで5120mm、ロングモデルで5260mmと立派な体格を持っている。
エクステリアデザインの変更点で最もわかりやすいのはフロント周り。何といっても目を引くのがクロームメッキが施された巨大なキドニーグリルで、最近発表されたX7と同様のサイズ感がある。フェイスリフト前と比較すると、何と40%も大型化されているという。そのグリルは、新しい面構成の豊かな造形を得たボンネット側に伸びているだけでなく、フロントバンパーも大きくえぐる形で据えられ、エアダクトの上側に、明るく光るハイライトが施された。
また、このミュンヘン生まれの旗艦モデルの洗練性を一層高めるべく、新しいフロントバンパーのデザインにより空力性能を向上させ、高速走行時の風切り音を軽減。加えて外界の音を遮るために、サイドガラスの厚みは5.1mmにも達する。リアのホイールアーチ内には、消音材も取り付けられている。
デザイン変更はリアにも施されており、大胆な造形処理が施された有機ELによるテールライトが、リアビューの新しい表情を作っている。このテールライトはトランクリッドに伸びたLEDのライトで左右に結ばれ、フロントのデイライトと呼応するグラフィックに仕上げられている。また、クロームメッキ処理されたマフラーカッターは、バンパーと一体化される形でフレーム状にデザインされ、ボディのワイド感を高めている。
最強M760Li xドライブは585psと86.3kg-m
インテリアの変更はエクステリアと比べると穏やか。使用される素材を上質なものに置き換え、コネクティビティ機能を実装したことが主な部分だ。駐車アシスト機能はアップデートされ、リバースアシスト機能も追加された。駐車場のレーンなど、最大50mの距離をバックで自動走行することが可能になっている。
2019年版7シリーズに搭載されるパワートレインは、ターボガソリンとターボディーゼルのほか、プラグインハイブリッドも選択が可能。またそれぞれ後輪駆動か四輪駆動かを選ぶことができる。
標準ホイールベース版で四輪駆動の750i xドライブと、ロングホイールベース版で四輪駆動の750Li xドライブには、4.4ℓのV8エンジンが搭載され、最高出力530psと最大トルク76.3kg-mを発生させる。さらに上のグレードとなるM760Li xドライブには、6.6ℓのV12エンジンが組み合わされ、ハイパーカー並みの585psと86.3kg-mを湧出。このパワーにより、2000kgを超える7シリーズの0-100km/h加速は4.1秒をマークし、最高速度は249km/hでリミッター制御される。
ディーゼルエンジンモデルも3種類存在する。3.0ℓの直6エンジンは共通ながら、ターボ構成やECUチューニングの設定で、最高出力が異なる。シングルターボのエンジンは、263psと63.0kg-mを発生し、後輪駆動の730dと730Ld、四輪駆動の730d xドライブと730Ld xドライブに搭載される。ツインターボエンジンは320psと69.1kg-mを発生し、740d xドライブと740Ld xドライブが採用する。
2019年版7シリーズのディーゼルエンジンで最も強力なのが、750d xドライブと750Ld xドライブ。直6エンジンにクワッド(4)ターボが組み合わされ、398psと77.2kg-mのパワーを誇る。
世界最大の自動車市場に向けて
改良を受けたプラグインハイブリッドもあり、後輪駆動の標準ホイールベース版が745e、ロングホイールベース版が745Le、四輪駆動のロングホイールベースが745Le xドライブと呼ばれる。エンジンは3.0ℓの直6ガソリンエンジンで、電気モーターと組み合わされることで、システム総合出力は393ps、総合トルクは60.9kg-mとなる。このプラグインハイブリッド・モデルの0-100km/h加速は5.2秒だ。
また12.0kWhのリチウムイオン・バッテリーを搭載し、745eの場合、電気の力だけで58kmの距離を走行できるという。またCO2の平均排出量はわずか48g/kmで、複合サイクルでの燃費は47.6km/ℓを謳っている。
この新しい7シリーズにはアダプティブ・サスペンションが標準装備され、電子制御ダンパーにエアスプリングが採用されている。また、ラグジュアリーサルーンの俊敏性を高めてくれる、後輪操舵システムもお好みで選択が可能だ。
レンジローバーがライバルとなるX7と、今回の7シリーズがBMWのフラッグシップとして肩を並べることになった。両車のエクステリアデザインで類似性を持たせたことも、ブランド戦略の一貫となる。この2台のフラッグシップモデルのメインターゲットは、もちろん中国の富裕層。彼らはアグレッシブなデザインを好むから、今回のフェイスリフトは世界最大の自動車マーケットの好みに合わせたものだともいえるだろう。
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