若者向けのスポーティなクロスオーバー ホンダZR-V 欧州でも2023年発売予定

欧州仕様も2023年に発売　北米では「ヴェゼル」後継に

ホンダは、新型クロスオーバー「ZR-V」を2023年4月21日に日本で発売すると発表した。国内向けの価格はガソリンモデルが294万9100円から、ハイブリッドモデルが329万8900円からとなっている（いずれも消費税込み）。欧州市場にも来年導入する予定だ。

ZR-Vは、「異彩解放」をコンセプトに生み出された新型車で、若いユーザーの取り込みを目指し、スポーティで表現力豊かなデザイン、優れたダイナミクス、高い実用性を特徴としている。

ZR-Vの寸法としては、全長4570mm、全幅1840mm、全高1620mm、ホイールベース2655mmとなっている。車重は最も軽いガソリンの前輪駆動モデルで1460kg、最も重いハイブリッドの全輪駆動モデルで1630kg（数値はいずれも日本仕様）。

サイズ的にはヴェゼルとCR-Vの中間に位置する。英国ではヴェゼルの現地仕様であるHR-Vと一緒に販売されるが、米国市場ではHR-Vの名前を引き継ぐ（HR-Vとして販売される）ことになる。

パワーユニットとしては、1.5L 4気筒直噴ターボエンジン（最高出力178ps、最大トルク24.5kg-m）と、2.0L 4気筒アトキンソンサイクルエンジンを用意し、後者はシビックe:HEVと同じく電気モーターを組み合わせたハイリッド（最高出力184ps、最大トルク32.1kg-m）となっている。

海外仕様ではパワーユニット事情が少し異なる。英国では、次期シビック・タイプRを除いて電動パワートレインを搭載したモデルしか販売していないため、ハイブリッドのみが導入されると予想される。こちらはシビックe:HEVと同様、最高出力184ps、最大トルク32kg-mを発揮する。

ハイブリッドモデルでは、エンジンは高速走行時のみ車輪に接続され、それ以外では発電機の役割を果たし、電気モーターに電力を供給する。トランスミッションはCVTで、前輪駆動と全輪駆動が設定される。

一方、北米仕様のHR-Vでは2.0L 4気筒自然吸気エンジンを採用し、最高出力158ps、最大トルク19kg-mを発生させる。従来の1.8Lよりも大型・高出力化した。

ホンダ北米部門の販売担当副社長であるマイケル・キストメーカーは、次のように述べている。

「新型ホンダHR-Vは、セグメントを超えた高い品質を確保することで新しい世代のお客様を迎え入れ、ホンダブランドへの入り口となるでしょう」

「若いユーザー、初めてクルマを買う人、多文化なお客様に対して、セグメントリーダーとしての地位を前進させるでしょう」

Comments

見た目は好きだけど
買えない。高すぎる…
…いや、収入が少なすぎるのか。
平均年収だけど。

294万円～が若者向けですか…。